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しっかり理解しよう!目論見書の見方

投資信託説明書(交付目論見書)は投資信託に関する重要な情報を投資家に伝えるために作成された書面です。

これらの見方をちゃんとわかってる人は、実は少ないのではないでしょうか?

ここでは、目論見書の見方についてご説明します。

本記事は、2013年3月のSMBC日興証券株式会社への取材情報をもとに執筆されたものです。

目論見書について

目論見書とは?

投資信託説明書(交付目論見書)は、「投資信託の特徴や運用方針」「投資信託を購入する際の手数料や申込単位」「どんな対象や地域に投資を行っているのか」「どんなリスクがあるのか」など、投資信託に関する重要な情報が記載されています。

投資家が投資判断を行う上で最も重要な情報源といえ、投資信託選びをサポートしてくれる便利なマニュアルです。

運用会社によって作成された投資信託説明書(交付目論見書)は、販売会社から投資家に交付されます。

目論見書には必ず目を通す

目論見書は、運用会社や販売会社のホームページからダウンロードすることもできます。

投資信託を購入する際には、投資信託説明書(交付目論見書)を入手して必ず目を通しましょう。

すでに投資信託を保有している投資家も、最新の目論見書を入手して目を通しておくことも大切です。

目論見書の見方1:「ファンドの目的・特色」を確認

ファンドの目的

ファンドがどのような資産に投資するのか、どのように運用し、どのような成果を目指すのかなどが、簡潔に書かれています。

目的を把握しファンドの骨格を理解しましょう。

どこに投資?

投資対象となるエリアをチェックしましょう。

海外の場合は、「先進国」か「新興国」かもあわせて確認しましょう。

一般に、海外の資産に投資する場合、為替変動リスクの影響を受けます。また同じ資産であれば、先進国より新興国に投資するほうがリスク・リターンは大きくなる可能性があります。

複数の国や地域に分散するほうが相対的にリスクを抑えることができます。

何に投資?

収益を生む資産については入念なチェックをしてください。主な資産の種類として、債券・株式・不動産投信(リート)・コモディティ(商品)などがあり、複数の資産に投資するタイプもあります。

長期で安定した運用を望むなら債券のウエイトが大きい投資信託を、値上がり益を期待するなら株式の割合が多い投資信託を選ぶのもコツです。

投資家の投資目的や投資スタイル、資金の余裕度にあわせて投資対象を選択することが大切です。

運用スタイルは?

投資信託には指標への連動をめざす「インデックスファンド」と指標を上回る成果を目指して独自に運用する「アクティブファンド」があります。

どのような運用スタイルで運用されているのか確認しましょう。

分配の方針は?

分配の頻度(毎月・隔月・四半期・半年・1年など)や分配金額に対する方針も確認しておきましょう。

投資のリスクは?

投資信託はそれぞれリスクが異なります。

投資信託の時価である基準価額がどのような要因によって影響を受けるかを知っておくことが重要です。「価格変動リスク」「為替変動リスク」「信用リスク」など投資信託のリスクを、購入前にしっかり確認して理解しておきましょう。

リスク許容度は、投資家の投資に対する考え方や、資産運用の目的、資金の余裕度などによっても変わってきます。

自身のリスク許容度にあわせたファンドを選択するために、投資リスクの項目はしっかり確認しましょう。

目論見書の見方2:「運用実績」を確認

基準価額・純資産の推移

投資信託の時価である基準価額は、その水準がいくらということよりも、値動きの大きさやトレンドを確認することが大切です。

基準価額は一般的に1万円からスタートしますが、「分配金を出した分、基準価額は下がる」ので、一概に高ければよいというものではありません。

投資信託の規模を表す純資産総額は、小さすぎると途中で繰り上げ償還されてしまう可能性があります。

順調に増えているものが望ましいでしょう。

分配金の推移

分配金は投資信託の魅力の一つといえるでしょう。

運用収益の一部を決算ごとに投資家に還元する分配金は、売買益と配当・利子収入などを原資としているため、一定の額にはなりません。

ファンドがどのように分配を出してきたかが表やグラフで記載されていますので、確認しておきましょう。

主な資産の状況

投資している資産や通貨の比率、大きなウエイトを占める銘柄などを確認しましょう。

割合の大きな資産や通貨を確認することで、そのファンドが抱えるリスクを推測することができます。

年間収益率の推移

年間収益率は、ファンドの価値が1年間にどれくらい上下したかを表したもので、ファンドの値動きのブレ幅などを視覚的に確認することができます。

目論見書の見方3.「手続・手数料」を確認

購入単位や購入価額、換金単位や換金価額などファンドの購入や換金に関する情報のほか、ファンドの信託期間や繰上償還の条件、収益分配に関する内容が記載されています。

手続きに関する大切な情報なので、見落とさず確認しておきたい項目です。

購入手数料

購入手数料は、投資信託の購入時に証券会社や銀行など販売会社に支払う手数料です。

同じ投資信託でも販売会社によって手数料が異なる場合もあります。

購入時に手数料がかからない「ノーロードファンド」というものもあります。

信託財産留保額

信託財産留保額は、投資信託を解約する際にかかる手数料です。

運用会社や販売会社に支払われる手数料ではなく、ファンドの運用の安定性を保つと同時に、長期に保有する受益者との公平性を確保するために投資信託の信託財産に留保されます。

信託財産留保額がかからないファンドもあります。

運用管理費用(信託報酬)

運用管理費用(信託報酬)投資家がファンドを保有している期間、負担する費用です。

ファンドの運用に対する報酬や資産の管理、運用報告書など様々な書類の作成にかかる費用として、ファンドの純資産から日々差し引かれます。

「運用会社」「販売会社(証券会社・銀行)」「管理会社(信託銀行)」の3社がそれぞれ一定の割合ずつを受け取るようになっています。

おわりに

ここでは、目論見書の見方についてご説明しました。目論見書には、投資信託の様々な情報が記載されています。

目論見書の見方を覚え、自分にあった最適な投資信託を選べるようになりましょう。

(image by amanaimages)

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