ハムスターの飼育歴4年目の著者が実践している、ハムスターの冬の間の防寒対策をご紹介いたします。
著者が飼ってるハムスター
一代目はジャンガリアンハムスターでした。現在は二代目ゴールデンハムスターの男の子を飼っています。
冬の間、気温が下がり過ぎるとハムスターは擬似冬眠してしまうため、出来るだけ温度変化が少ない状態で飼育してあげたいものです。
夏は風通しの良い金網ゲージを使用しますが、気温が下がる時期は横から風が入らない衣装ケースなどを利用して飼育すると温度が保ちやすいです。
ゴールデンハムスターは体が大きく、わんぱくですので脱走しないよう、登りやすい角(コーナー)やケースの端を避けて空気穴を開けましょう。
この写真は、著者が実際に使用している衣装ケースのフタです。
日中の防寒対策のポイント
飼い主さんと一緒に過ごす場合
日中、飼い主さんと一緒に過ごす場合には、飼い主さんが快適な温度の室内で過ごせば大丈夫です。著者は部屋にファンヒーターを入れたり、ホットカーペットを利用して過ごしています。
ハムスターのゲージは、暖かい場所を選んで移動させたりしました。
換気も兼ねて時々フタを外してあげるとよいですね。
飼い主さんが日中留守である場合
飼い主さんがお仕事などに出掛けて、日中の温度管理が出来ない場合には、下から温めるホットカーペットを利用するとよいでしょう。エアコンでもOKです。
朝晩は寒さが厳しいですが、日中は少し暖かくなることも考えて、暑くなり過ぎないよう温度変化に注意します。お住まいの地域などによって、設定温度を工夫しましょう。
夜間の防寒対策
温めるための道具を用意
著者は一人用の小さなホットカーペットを用意し、その上にゲージを置いています。
ハムスターの小屋の中に入れる専用ヒーターなども販売していますが、冬の間は衣装ケースで飼育しているため、コードのあるものをゲージの中に入れるのが困難なので使用していません。
温度を保つためにすること
下から温めるだけでは、気温の低い夜間に温度を保つことが出来ません。
そこで、快適な温度を一定に保つため、厚さのある掛け布団でゲージ全体を覆います。毛布や薄い布団などいろいろ試してみましたが、普段使っている掛け布団が一番保温効果がありました。
窒息などを心配される方も多いと思いますが、中に十分なスペースがあれば大丈夫です。もしあまり大きくないケージでこの方法をされるときは、空気穴を避けて布団をかぶせてください。
夜間の注意点
飼い主が眠っている時間こそ、ハムスターが一番体を動かして遊ぶ大切な時間です。しかし、冬の夜間は一番寒い時間帯でもありますので、しっかり防寒対策を取りましょう。
ハムスターは寒過ぎると擬似冬眠して命を落とす危険もあります。しかし、温度が高過ぎても弱ってしまうため、ゲージの中に温度計を入れておき、快適な温度であることを時々確認してあげることをお忘れなく!
我が家のゲージの中はこのような環境になっています。
おわりに
著者はこの冬、ほぼ夜間も小屋の中の温度が20度前後という快適空間を作ってあげることが出来ました。掛け布団は余計な光もさえぎるため、ハムスターにとって好条件だったようです。
(photo by 著者)