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マイホーム建築用語:「RC(鉄筋コンクリート)造」の基礎知識

地震大国の日本では、家づくりにおいて「どれだけ耐震性があるか」というのは大事な観点。また、長く付き合っていくからこそ、耐久性や設計・増改築の自由度も気になります。そうなると、自然と目が向くのが建物の「構造」です。

今回は、「RC(鉄筋コンクリート)造」に注目して基礎知識をまとめてみました。これからマイホームを建てようと考えている方は、是非参加にしてください。

本記事は、株式会社ザ・ハウスのご協力により、2013年に執筆されたものです。

RC(鉄筋コンクリート)造の基礎知識

鉄筋とコンクリート(セメント、砂、砂利、水)を組み合わせて構造体をつくります。鉄筋コンクリート造には大きく2つに分けられ、ラーメン構造壁構造があります。

以下、ポイントごとの特徴をまとめていきます。

構造

ラーメン構造は、接合部が固くつながった柱と梁で支えます。

壁式構造は、柱や梁は無く、壁で支える構造です。

耐震性

耐震性に大変優れています。鉄筋の引張力に強い性質とコンクリートの圧縮力に強い性質を組み合わせて、お互いの特性を生かした構造となっています。

ラーメン構造は柱、梁などで力を伝達させ、壁式構造は壁全体で力を伝達させています。

柱、梁、壁の中の鉄筋量が不足していたり、コンクリートとの付着が不十分であったりした場合、建物に加わる力に対抗できなくなり、やがて崩壊にいたります。

耐久性

耐久性、耐火性、耐熱性に優れ、一般的に他の工法より2倍以上60年程度といわれています。

火や錆に弱い鉄筋をアルカリ性に強いコンクリートが保護しています。しかし、コンクリートが空気中の二酸化炭素によって中性に変えられると鉄筋が錆び、コンクリートはひび割れていきますので、鉄筋に対してコンクリートのかぶり厚さを適切にとる必要があります。

施工性

現場で鉄筋を組んで型枠を建て込み、コンクリートを打設します。従って大部分が現場施工となり、打設の仕方で品質に大きく差が出ます

施工の良否が強度に影響を与えるので、施工管理が重要です。

敷地条件が厳しいと、施工が難しくなります。

自由度

ラーメン構造は、開口部を大きく空けることができ、自由に間仕切りできる一方で、柱型や梁型が室内にみえてくるというデメリットがあります。

壁式構造は、柱が無いためすっきりとした空間が取れる反面、空間構成の自由度は低く、大空間は難しくなります。

工期

約8ヶ月程度と工期が長く、さらに完成してからコンクリートが完全に乾くのには、数年かかるといわれています。

コスト

コストは、在来工法の約1.3倍程度、解体費用も約1.7倍程度必要となり、他の工法に比べて割高です。

さらに建物自体が重いためボーリング調査を行い、適切な地盤改良や基礎工事が必要となります。場合によってはそこに大きなお金が必要なるので、予算計画には留意する必要があります。

増改築のしやすさ

既存部と増改築部分の鉄筋を繋ぐためにコンクリートを削るハツリ工事や、増改築部のコンクリート打設工事など、大きな振動や騒音、粉塵や汚水などが発生するため、増改築しにくい工法です。

おわりに

不安や心配の多い時代だからこそ、しっかりと我が家の「工法」を確認しておきたいですね。

(image by 筆者)

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