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    「投資信託の分配金」知っておくべき基礎知識

    世の中で販売されている投資信託の中でも主流となっているのが「毎月分配型」のファンドです。 ここでは「分配金」について知っておくべきポイントをご説明します。

    本記事は、2013年3月のソニー銀行株式会社への取材情報をもとに執筆されたものです。

    投資信託の分配金 知っておくべき基礎知識

    「分配金」のしくみ

    投資信託は、「株式」や「債券」など様々な資産に投資し、それらの資産から配当や利子である「インカムゲイン」を受け取っています。

    また、「株式」や「債券」などは価格が変動するため、それらを売買することで値上がり益である「キャピタルゲイン」を得られる場合があります。

    これらの利益に、過去から繰り越されてきた利益を加えたものが「分配対象額」となります。この「分配対象額」の中から、ファンドの決算日に投資家に収益分配が行われるしくみになっています。

    分配金の金額は、投資信託ごとに決められた分配方針に基づいて運用会社が決定しています。

    「分配金」が支払われないことってある?

    「分配金」も預金の利息と同じように、確実に受け取れるものと思うかもしれません。しかし投資信託の「分配金」と「預金利息」とは大きく異なります。

    「分配金」は運用成果の一部を受け取るものであり、その分配金額は投資環境によって大きく変化する可能性があります。そのため分配金は、過去の実績より増額されることもあれば、減額もしくは全く支払われないこともあり得ます

    投資信託を選ぶ際は、投資信託の「目論見書」などに記載されている「分配方針」を確認するとともに、過去の分配実績を参考にすると良いでしょう。

    「分配金」が出ると「基準価額」は下がる?

    投資信託は「分配金」を支払うことで、その分配金に相当する分、「基準価額」は下がります

    「分配金」を受け取るということは、運用成果の一部を受け取るということです。ファンドの資産から「分配金」が支払われるため、ファンド自体の「運用資産」が減少するということになります。そのため、「分配金」の分だけ運用資産の時価評価額である「基準価額」は下がるということです。

    ただし、「分配金」を受け取ったとしても、株式や債券市場の影響で必ずしも「基準価額」が下がらない場合もあります。「分配金」を支払った日に「運用資産」が大きく値上がりすることで、「分配金」の支払い分以上に「基準価額」が上昇する可能性もあるためです。

    分配金を受け取るメリットとデメリット

    メリット

    たとえば「毎月分配型」の投資信託は、運用を継続しながら投資成果をこまめに受け取ることができます。分配金を生活費や年金の補完として利用したい方に適しているといえるでしょう。

    デメリット

    「分配金」の支払いは「運用資産」の減少です。中長期的に資産を大きく増やしたい方であれば、分配する回数の少ない投資信託、あまり分配金を支払わない投資信託を選ぶほうが、複利の効果によってより有利に運用ができます。

    分配金(普通分配金)には「源泉税」が課されます。

    受け取った「分配金」を全額再投資したとしても、税金が引かれた額しか再投資できません。分配金額が大きな場合は再投資の運用効率が低下してしまいます。

    おわりに

    近年は、高い分配金を望む投資家のニーズに応えるために、よりリスクの高い投資対象に投資したり、複雑な商品設計の投資信託も目立つようになりました。

    「分配金」の多さだけで投資信託を選ぶのではなく、しっかりと投資対象やリスクについても確認し理解する必要があります。

    (image by amanaimages)
    (image by ソニー銀行株式会社)

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