\ フォローしてね /

狭小地でも失敗しない家づくりのポイント

狭小敷地に家を建てるにはさまざまな制限が加わることもあり、敬遠されがちです。しかし、敷地が狭ければ土地代が安く済むほか、住宅も小さくなるため建築費も抑えられるというメリットもあります。

ここでは、狭小地でも失敗しない家づくりのポイントを

  • 土地選び
  • 住宅設計

にわけてまとめてみました。マイホーム造りのコストでお悩みの方は、是非ご一読ください。

本記事は、リフォーム・オウチーノのご協力により、2013年に執筆されたものです。

狭小地の土地選びのポイント

人気の「東南角地」は1割高め

注文住宅向けの土地選びでは、昔から「東南角地」が絶大な人気を誇っています。

東南角地とは、敷地の2辺がそれぞれ東と南に面した角地のことで、朝から日中にかけては日当たりがよく、夕方の西日を受けることがないため、日当たりの面ではこれ以上ない好条件といえるでしょう。さらに角地なら、東と南の2方向に道路があるため日射を遮る障害物もありません。

こうした理由から東南角地は根強い人気を誇っており、そうでない土地に比べて価格も1割前後高くなるケースが多くなっています。

狭小地では特に注意!東南角地の落とし穴

ただし、東南角地にもデメリットはあります。

東南角地は、東と南の2方向の道路に面しています。この場合、東側の道路と南側の道路からそれぞれ道路斜線制限(道路の日照等を確保するため、道路に接する建物の高さを制限する法律)の影響を、さらに北側からは北側斜線(北側にある隣地への日照を確保するため、建物の高さや形を制限する法律)の影響を受けることになるため、3方向から同時に制限がかかることになります。

土地を購入する前にこうした制限についても検討しておかなければ、せっかく東南角地を購入しても、斜線制限によるセットバック(道路の境界線を後退させること。この部分は道路とみなされ建物を建てられない)などが必要となってしまい、思うような建物が建てられなくなる可能性があるのです。

ただでさえ敷地面積の小さな狭小地でこのような制限を受けることになっては、住宅の計画にも深刻な影響をきたすことになるので、要注意です。

日当たりにばかりこだわらず、間取りや窓の位置など、設計の工夫を凝らすことで、狭くても住みやすい住まいを手に入れましょう。

住宅設計時のポイント

敷地が狭ければ家を建てる際の制限も多くなりますが、「狭小住宅」でも、さまざまな設計上の工夫を凝らすことで、住みやすく、居心地の良い住まいをつくることは可能です。

建築家に依頼する場合、過去に狭小地での設計事例がないかどうか事前に確認しましょう。プロの知恵を引き出せるかもしれません。

建物を高くつくる

狭い敷地を活かす方法の一つとして、建物を高くつくる方法があります。平屋ではなく2階~4階建てにしたり、地下室を作ったりすればフロアを増やすことができます。また、スキップフロアとして中2階を設ければ床面積を増やせます。屋上に庭園を設けたりすることも有効でしょう。

空間に広がりを持たせる

空間に広がりを持たせることを意識すれば、狭小地といえでも随分印象は変わります。具体的なテクニックとしては、内部の間仕切りを少なくすることなどが挙げられます。また、小さくても庭などがあるなら、開口の取り方を工夫して、室内に外部を取り込むような工夫をするのもよいでしょう。視界が広がれば室内が広く感じられるようになります。

狭小住宅のさまざまな注意点

凝った設計にすると費用が割高に

上記したような工夫を随所に凝らしていれば、建築費が割高になるケースもあります。床面積を増やしたり、空間を広く見せたりする点を考慮しつつも、建築費を最小限に抑えることも念頭に置く必要があります。

近隣への配慮を欠くと後々トラブルも

狭小地では、隣地との間が狭いことも多いため、近隣への配慮も忘れないようにしておきます。

例えば地下室をつくるなら掘削工事が必要になりますから、近隣の土地への影響がないことを事前に確認しておきます。また、3~4階建てなどにする場合、隣家への日照の影響がないかどうかを入念に確認しておかなければ、後々近隣トラブルにつながってしまう恐れがありますので注意しましょう。

動線のプランニングにも注意

プランニングの面でも注意が必要です。3階、4階にフロアを設けるなら、上下階への動線が重要になります。「キッチンのある階とリビング・ダイニングのある階が異なる」「洗濯機置き場とベランダの距離が遠すぎる」といったプランにならないよう、生活・家事動線を考慮しましょう。

建築家に依頼するなら、事前に家族の理想の住まい方や使い方について、そのイメージを伝えておけば安心です。

おわりに

一見、制限が多く住みにくいイメージのある狭小地ですが、工夫次第でずっと住みやすい家を建てることも可能です。注意点なども考慮しながら、最高のパフォーマンスを目指しましょう。

(image by amanaimages)

このライフレシピを書いた人
Banner line

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。