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イメージを描きながら富士山を撮影する方法

静岡県と山梨県にまたがる富士山は、その円錐形からどこから撮影しても一様の写真が撮れると思われがちです

また、円錐形ゆえに季節や時間帯、雲の状態、撮影場所など他の要素を考慮しないと、類似の写真になってしまいます。折角、富士山を撮るなら個性的に撮りたいものです。

富士山を撮影する方法

必要な機材やレンズ

レンズは広角レンズから標準レンズ、望遠レンズまで幅広く準備した方がいいでしょう。

被写体である富士山と対峙したとき、どのレンズを使用して、どのように撮るかはその人次第ですが、特定のレンズに拘らない方がいいでしょう。

機材で必要なものは三脚をおいて他にないでしょう。

スローシャッターを切るだけでなく、シャッターチャンスを待つときにカメラを置いておく場所を兼ねる意味合いもあります。

また、レリーズもあった方がいいでしょう。

具体的な撮影方法

この写真の富士山は富士山麓からの撮影ではなく、お中道という、いわゆる富士山に入り込んで撮影したものです。具体的な撮影方法を紹介します。

STEP1:構図を考える

富士山は左右のバランスが均一です。よって、線対称になりますので安定した写真になりますが、安定した写真は良くないとされています。

他の要素を入れることで、安定から抜け出すことを考えました。

STEP2:タイトルを決めておく

富士山の撮影に限らず、撮影するときはテーマ決めが大切です。また、テーマを具現化したタイトルをある程度決めておきますと、翻ってテーマが明確になります。

この写真のタイトルは「白い太陽と富士」と決めてシャッターを切りました。

STEP3:ボケ味を活かす

太陽光を敢えて入れたのは、富士山だけを撮ってもその形が茫洋とした印象があったからです。

そのため、太陽が白い円形になるように、絞りを解放気味にしましてアクセントにしました。

STEP4:光を入れる場所を検討する

太陽光の位置は操作できませんが、撮影ポジションを変えることで、センターから少し位置をずらして太陽光を撮影しました。

STEP5:天地のバランスを考える

空と富士山の比率が5:5になっています。これも安定している構図なので決して良くない構図バランスですが、ボケた太陽光が安定を少し緩和しました。

紹介したのは一例ですが、富士山を撮る場所や季節、時間帯、気象状況、使用レンズなどにより、同じ富士山を撮っても同じ富士山の写真になることは決してありません。

きれいに撮るコツ

きれいに撮ることは、換言すれば富士山がきれいな状況であることが最低限の条件になります。

雲に隠れた富士山では撮影対象になりませんので、しばらくシャッターチャンスを待つことになります。

写真は田貫湖からの富士山ですが、年に2回ダイヤモンド富士になります。富士山頂から太陽が出る瞬間、ダイヤモンドが光り輝くような光彩が見られる現象です。また、湖面にダイヤモンド富士が映り、Wダイヤモンド富士となる瞬間を狙ったのですが、天気が曇りでは抗うことはできませんでした。

ですから、きれいに撮るコツは、撮影場所の選択と気象状況に委ねるしかありませんが、少なくとも事前選択だけは可能だと思います。

おわりに

実際、富士山を撮る人は実に多いです。本格的に撮るために山麓に移住した人もいます。

しかし、それぞれが心に描く富士山像があってもいいと思いますので、テーマを持ちながら楽しく撮ることが富士山を撮る最良のコツだと思いますね。

(photo by 筆者)

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