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中小企業診断士の年収と取得するメリットについて

(photo by amanaimages)

中小企業診断士、取りたい資格ランキングにも常連として上がってくる資格です。

「国が認める唯一の経営コンサルタントの資格で…」などと、資格を紹介する本では書かれていますし、資格予備校などでは「独立開業もできますし、社内で昇進する際や転職の切り札になる」などとも言われています。

一方、中小企業診断士は「独占業務がないし、コンサルタントなんて名乗る気になればだれでも名乗れる。だから、名称独占資格の中小企業診断士などは、取っても食えない資格の代表である。」みたいに言われることもあります。

じゃあ、実際のところどうなの?って思われる方も多いと思います。そこで、具体的に中小企業診断士って儲かるのかを書いてみたいと思います。

これから中小企業診断士を受けようと思う方は、本記事を読んでみてから判断をしてみてもいいと思います。

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診断士って儲かるの?

収入の統計に潜むバイアスについて

中小企業診断士は食えない資格だとと言われつつも、年収にすると800万円以上と300万円以下がボリュームゾーンとなっています。

中小企業診断士は食えない派は、300万円以下のゾーンを捉えて、「ほら300万円だったらワザワザ資格なんか取るだけ無駄だよ。食えない資格じゃないか。」というのでしょう。

また、中小企業診断士は食える派は800万円以上のゾーンに注目して「800万円以上の数を見てよ。これだけ稼げるんだから食える資格さ。」というのでしょう。

ではこれらの数値をどうとらえればよいのでしょうか?

企業内診断士と独立診断士

中小企業診断士には企業内診断士という言葉があります。資格を持っているけれども独立していない診断士の事で、大体7割がこの企業内診断士であると言われています。

それなので、独立している中小企業診断士と企業内診断士を分けて、収入の統計に潜むバイアスについて書いてみます。

企業内診断士の場合

企業内診断士のボリュームゾーンのイメージは、大手企業にいる中高年齢層のビジネスパーソンといったイメージです。

これらの層が、そろそろ管理職に手が届くころに、自己啓発や社内での処遇を良くするために取得を目指すといった感じです。

この時点で、大手企業・中高年齢層・管理職(候補)といった感じでバイアスがかかっていますよね?

簡単に言うと、この人たちの年収が高いのは当たり前なのです。

独立診断士の場合

じゃあ、独立診断士はどうなのでしょうか?

この人たちには生存バイアスがかかっています。つまり、本当に食えなくて廃業したような先生はアンケートに答えることがないという事です。

その為、廃業していない層、(800万円以上の層と300万円以下で年金をもらって趣味をかねて仕事をしている層)が年収を調べる際にアンケートに答えるボリュームゾーンとなります。

仕事は?

事実上の独占業務

良く中小企業診断士には独占業務がないから食えないと言われることがありあります。

しかし、公的機関の企業診断業務などは事実上、中小企業診断士の独占業務となっています。

独占業務がないゆえに

また、独占業務がないゆえに中小企業診断士には多才な人が集まっています。

書籍を何冊も出版している人や、セミナーや研修講師をしている人。企業コンサルを中心でやっている人、自分の会社を経営している人などです。

言われていないメリット

中小企業診断士を取得する事には、資格をランク付けして評価する本などでは言われていない大きなメリットがあります。

それは、良質なコミュニティーの所属することができると言う点です。

どの○○士という資格もそうだと思いますが、中小企業診断士には、診断士独自のコミュニティーが存在しています。

そこでは、大手企業に勤めている人、自分で会社を経営している人、独立して自分の事務所を持っている人など、普段なかなか知り合う事ができない人たちが所属しています。

異業種交流会でも、こういったメリットはあるのでしょうが、全員が同じ背景(診断士という背景)を持ちつつ、多様な人と知り合えるというのはやはり素晴らしいものです。

また、基本的に全員が診断士ですから経営関係の話などは、相手がどのような仕事をしていても基本的には分かっている前提で話せます。

つまり話が早いのですね。

たとえ食えない資格だとしても、このようなコミュニティに所属することができるだけで、価値がある資格であると思います。

また、コミュニティー内で「○○をやっている人」と認知されれば色々な話をいただくことも増えるので、そういう意味で「食えない資格」という言葉には同意しかねます。

おわりに

食える、食えないの議論には個人的には意味がないと思います。

例え、一般的に食えると言われるような資格を持っていたとしても、自分が稼げなければ何の意味もありません。

逆に、食うのが難しいと言われる資格であっても、自分がちゃんと稼げれば何の問題もありませんよね?

このように究極のところ、個人次第だと思うのです。

とはいえ、自分がこれから取得しようと思う資格の内実が気になるというのも、人情というものです。

今回書いたように、中小企業診断士を取得する事には大きなメリットがあると思います。現在検討中の方も、ぜひ学習を始めてみてください。

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