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中学現代文!推定・たとえ・例示の助動詞「ようだ」の学び方

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助動詞「ようだ」は意味が多いので、試験によく出題されますが、それほど難しい助動詞ではありません。しっかり理解して、得点源にしてしまいましょう。

なお、「ようです」が、「ようだ」と一緒に取り上げられることが多いですが、ほぼ同じ性質の助動詞ですので、ここでは必要のない限り「ようだ」を中心に述べていきます。

意味

「ようだ」には様々な意味がありますが、中学で取り上げられるのは、次の3種類です。

推定

不確かな断定という名称も広く使われています。自分で得た根拠をもとに推理するという意味です。例えば、田中さんの机にかばんがないのを見て、「田中さんは帰ったようだ」と言うわけです。

たとえ

比喩、比況という名称もあります。その名称通り、あるものを他のものにたとえるという意味です。「毎日が夢のようだ」などと言います。副詞「まるで」が一緒に使われることもよくあります。

例示

具体例を示すという意味です。「私は母のような優しい人になりたい」と言ったとき、文中では「母」を「優しい人」の具体例として挙げているわけです。また、「このようにしてください」の「ように」も例示を表しています。

なお、例示を表すときは、連用形「ように」、連体形「ような」が使われることが多いです。

たとえと例示を見分けるには

たとえの「ようだ」と例示の「ようだ」の区別が、文を読んだだけでは難しいときにはこんな方法があります。

たとえは、あるものを別のものでたとえるわけです。「雪のような肌」という表現では、「雪」と「肌」は別のものです。ですから、この「ような」はたとえだと判断できます。

一方、例示は、あるものの具体例を示しますので、大まかに言えば、両者は同じものです。「日本のような先進国」という表現では、「日本」と「先進国」は、同じものです。ですからこの「ような」は例示だと判断できます。

公式風にしますと、このような感じになります。

「AのようなB」で「A=B」=例示
「AのようなB」で「A≠B」=たとえ

活用

「ようだ」は形容動詞に似た活用です。形容動詞を復習しましょう。関連のあるものが出てきたとき、すぐに戻って確認するのが勉強の1つのコツです。「ようです」の「です」の部分の活用は、丁寧な断定の助動詞「です」と同じです。連体形の「ようです」はほとんど使われません。

接続

「ようだ」は次のような語に接続します。

活用語(動詞・形容詞・形容動詞・一部の助動詞)の連体形

  • 降るようだ(動詞)
  • 難しいようだ(形容詞)
  • 確かなようだ(形容動詞)
  • ないようだ(助動詞)
  • 分かっようだ(助動詞)

助詞「の」

  • 天使ようだ

連体詞「この」「その」「あの」「どの」

  • そのようだ

見分け方

「ようだ」の「だ」と、連用形「ようで」の「で」が、他の単語と区別する問題の中に出てくることがあります。しかし、「よう」の部分さえ見落とさなければ、簡単に区別できます。一例を挙げましょう。

1)雨が降るよう。(推定の助動詞「ようだ」の一部)
2)あれがぼくの家。(断定の助動詞)
3)空がきれい。(形容動詞「きれいだ」の活用語尾)
4)彼は急い。(過去の助動詞)

1は、「だ」の前に「よう」がありますから、それに気づきさえすれば、すぐに「ようだ」が使われていると分かりますね。

様々な「だ」「で」の区別については下記の記事の項目で紹介されています。

練習問題

次の1~10の太字の部分は、ア=推定、イ=たとえ、ウ=例示のうちのどれを表していますか。記号で答えなさい。解答は最後にあります。

1)彼は青い顔で、相当つらいようだった。
2)言われたようにやってください。
3)大変なようなら、手伝いますよ。
4)燃えるような情熱で取り組んだ。
5)彼女は家庭のことで悩んでいるようだ
6)伊藤博文のような政治家を目指す。
7)疲れて、足が棒のようだ
8)70点はとれるように思う。
9)彼女は花のように笑った。
10)次のようなことに注意しましょう。

おわりに

ここまで勉強してきた今、「ようだ」はあなたの味方=得点源になってくれたのではないでしょうか。さらなる健闘を祈ります。

問題の解答

1、ア 2、ウ 3、ア 4、イ 5、ア 6、ウ 7、イ 8、ア 9、イ 10、ウ

(image by 足成)
(image by 筆者)

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