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    初心者にもおすすめ!新規公開株(IPO)の基礎知識

    ここでは、新規公開株(IPO)について解説していきます。

    本記事は、やさしい株のはじめ方のご協力により、2013年に執筆されたものです。

    新規公開株(IPO)の魅力

    新規公開株(IPO)とは?

    おおまかにいうと今まで上場していなかった会社が証券取引所に上場することです。投資家から見ると、新しく投資先が増えることになります。

    初値が高い!

    IPOはかなりの高確率で、公募価格(証券取引所に新規に公開する株式を投資家が購入する際の価格)より、初値(証券取引所に新規上場して最初についた値段)が高くなっています。

    「初値-公募価格」が初値売りの利益になるので、あらかじめIPO株を買っておいて、上場日に成り行き売り注文を出すだけで、かなりの高確率でもうかるという構図です。

    最近の一例を見てみましょう。初値が公開価格の2倍(↑100%)ほどになることもあります。

    上場日 銘柄 公募価格 初値 上昇率
    2012年12月6日 IBJ 1450円 2610円 80%
    2012年11月30日 ジーンテクノサービス 1200円 1550円 29%
    2012年11月21日 エストラスト 1350円 2513円 86%
    2012年11月15日 キャリアリンク 420円 846円 101%
    2012年11月12日 ありがとうサービス 1170円 1302円 11%

    新規公開株(IPO)の買い方

    買える証券会社が決まっている!

    IPOは、どの証券会社からでも買うことができるというわけではありません。

    仮にある会社がIPO株を10000株発行したとします。その10000株をいきなりみんなで奪い合うのではなく、まず証券会社ごとに5000株、3000株、2000株などと割り当てられます。

    割り当てのない証券会社も出てきます。
    たくさんのIPOに挑戦したい場合は、証券会社の口座は多めに開いておいたほうがよいでしょう。

    IPOは当選者だけが買える!

    証券会社に割り当てられたIPOは、投資家に抽選で分けられます。

    大手証券では、大口の投資家やお得意様に優先的に割り当てられるようです。それに対して、インターネット証券では、コンピューターによる完全抽選で当選者の割り当てを決めているので、チャンスは全員に平等にあります。

    IPOの買い方は「ブックビルディング方式」

    IPOの買い方は、ブックビルディング方式が主流です。

    STEP1

    IPOの仮条件の価格が「1000円~1500円」などと提示されます。

    STEP2

    投資家がその仮条件の価格を見て、仮条件の範囲内で希望価格を提示します。今の風潮では最高値(ここでは1500円)を提示しないと買えません。

    STEP

    その後、発行株式数より注文株式数が多ければ抽選となります。

    購入するコツ

    ネット証券で公平な抽選を受ける

    公平な抽選を受けるためには、機械で当選者を選ぶネット証券の申し込みが必要です。総合証券の場合、取引額が大きいお得意様に割り当ての多くがいってしまうので効率的とはいえないでしょう。

    資金の多さ

    資金量によって、IPO投資は有利不利が生まれてくる証券会社もあります

    主幹事となる証券会社をねらう

    IPOを仕切る証券会社を「主幹事」といいます。主幹事で割当の多い証券会社は、その分当選株数も多くなります。SMBC日興証券などの大手は、主幹事になったり割り当てが多くなることが多いので、ネット抽選をうけられるように準備しておきたいところです。

    主幹事となる証券会社のグループ会社を狙う

    カブドットコム証券(三菱UFJグループ)は、三菱UFJモルガンスタンレー証券が主幹事のときにIPOの割当が増えるのでチャンスです。

    証券会社間の資金移動をマメに行う

    手持ちの資金を効率よく、少しでも有利な条件でIPO投資するためには、多少の手間がかかります。

    口座開設数の少ないマニアックな証券会社をねらう

    ライバルが少なければ、それだけ当たりやすくなるのは当然です。IPOの取り扱いが意外とあるのに、口座開設数が少ない証券会社は狙い目です。エイチエス証券、松井証券などがあります。

    各証券会社の特徴

    SMBC日興証券

    SMBC日興証券(旧 日興コーディアル証券)は、毎年IPOの取り扱いが多い証券会社です。抽選権利が1人1票制にため、万人に平等な抽選機会が与えられます。抽選方法は、機械による乱数で当選者を決めるものです。信用取引の手数料も完全無料です。

    マネックス証券

    マネックス証券の特徴は、資金がたくさんあっても、少なくても関係ないことです。抽選権利が1人1票制なので、家族名義でもう1つ口座を作り、2人分で申し込めば、当選確率は純粋に2倍になります。

    カブドットコム証券

    抽選権利が1人1票制で、それまでの取引実績は考慮されません。三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)の一員なので、三菱UFJ証券が主幹事となっている銘柄では、幹事証券になっていなくてもIPOの取扱いがあり、IPO当選のチャンスが多い証券会社です。

    SBI証券

    ネット証券の中で口座開設数がトップのため、幹事を請け負う数も多いです。ユニークな抽選方式をとっており、IPOの抽選にハズレてもIPOチャレンジポイントを獲得(1ポイント)できます。お申込み数量のほか、ポイントを貯めても当選率がアップします。

    松井証券

    IPOの抽選が他社よりも3日程度遅いです。他社で抽選を受けた後、資金移動をすれば、松井証券でもう一度抽選を受けられるチャンスがあります。

    楽天証券

    取引状況に応じてIPOの当選率が向上するしくみがあります。

    • 普通の方(IPOレギュラー):当選率1倍
    • 過去6か月間における月間平均手数料が1万5千円以上の方(IPOシルバ):当選率2倍
    • 過去6か月間における月間平均手数料が10万円以上の方(IPOゴールド):当選率5倍

    デイトレなど頻繁に株式取引をされて、手数料が多くかかってしまう方に、とくに有利な証券会社です。

    ただし、IPOの申し込み株数に比例して当選率がアップするしくみも持っているので、楽天証券での取引が少ない方でも、十分に可能性があります。

    エイチエス証券

    ネット証券でIPO主幹事を請け負える数少ない証券会社です。IPOの抽選を受けるとき、株の割当が多い主幹事の証券会社から申し込む方が当選確率が上がります。ネット証券でIPO当選を狙いたい方は、まずはじめに作っておきたい口座です。

    おわりに

    IPOに挑戦すること自体には、費用は一切かかりません。買えた場合にも売買手数料はかかりませんので、余裕資金でどんどん挑戦すべきだと思います。

    (image by amanaimages)

    このライフレシピを書いた人