\ フォローしてね /

自分の投資スタイルに有利な口座は?証券口座の選び方

株取引をする前に、まずは証券口座を作る必要があります。そのときに口座の種類を選ばなければなりません。

ここでは口座の種類について解説していきます。

本記事は、やさしい株のはじめ方のご協力により、2013年に執筆されたものです。

証券口座の3つの種類

口座の種類には以下の3つがあります。

  • 源泉徴収ありの特定口座
  • 源泉徴収なしの特定口座
  • 一般口座

3つの大きな違いは次の2点です。

  • 税金の支払い方法
  • 税金の免除があるかないか

「源泉徴収ありの特定口座」の場合

利益が出ても確定申告の必要はありません。利益が出た瞬間に証券会社があらかじめ税金(株なら利益の10%【2013年まで】)を差し引きます。そのため、受け取る利益は、すでに税金が引かれた後のものになります。

確定申告をしなくていいので楽ですが、利益が出るたびに必ず税金が引かれてしまうので、投資効率が落ちてしまいます。

「源泉徴収なしの特定口座」または「一般口座」の場合

利益が出たときは確定申告が必要です。ただし、「年収が2000万円以下で、かつ、株や投資信託などの利益が20万円以下の方」は確定申告が免除されます。株などの利益が年間で20万円を超えない方は税金を払わなくていいのです。

取引をあまりしない人や、少額な取引をする人には高い節税効果が期待できそうです。

一般口座は、すべての取引の損益を自分で計算しなければいけないなど、いろいろと面倒なのでおすすめはしません。

損失が出たら確定申告すると節税になる!?

損が出たら確定申告はしなくていいのですが、どの口座でも確定申告をすることで「損益通算」ができたり、「翌年以降3年間にわたって損失を繰り越して、利益から引くこと」ができたりと、節税につながる可能性があります。

証券会社から届く年間取引報告書などで、できるかどうか確認しましょう。

源泉徴収あり・なしのメリット・デメリット

源泉徴収「あり」の特定口座

メリット

  • 確定申告をする必要はありません。(証券会社が代わりに手続きをしてくれます)
  • 主婦や学生の方は、いくら利益が出ても扶養から外れることはありません。

デメリット

  • 金額に関係なく、利益が発生した瞬間に税金が引かれた状態になります(株なら10%)。その分のお金を投資に回すことができなくなります。

こんな人におすすめ

  • 確定申告が面倒だったり、よくわからない人
  • 「配偶者控除」や「扶養控除」の適用を受けている人

源泉徴収「なし」の特定口座

メリット

  • 年収2000万円以下の会社員で、株などの利益が20万円以下の人は、税金を払わなくて良いです(確定申告も不要です)。
  • 確定申告をする際に、「年間取引報告書」が発行されるので、面倒な計算作業をする必要がありません。

デメリット

  • 20万円以上の利益を出した場合は確定申告をしなければいけません。
  • 給与が2000万円を超える方や、2か所以上から給与をもらっている方は確定申告をする必要があります。
  • 主婦や学生の方は、利益が38万円以上の場合、「配偶者」、「扶養者」から外れてしまいます(ご主人の税負担が増加してしまいます)。

こんな人におすすめ

  • 売買をする回数が多い人
  • 年間の利益が20万円以下になりそうな人
  • 節税をしたい人

モデルケース

実際に、人物を仮定してそれぞれ「源泉徴収あり・なし」のどちらが有利になりそうかを考えてみましょう。1パターン目は会社員の方をモデルにしています。2パターン目はパートの方や学生さんをモデルにしています。

口座を選ぶ基準には個人差がありますので、あくまで参考程度にご覧ください。

会社員(株などの所得が20万円以下の場合)

  • 年収……600万円
  • 株などの所得……1年で+10万円を目指す
  • 控除……なし
  • 副業・他からの給与……なし

「源泉徴収なし」の特定口座がおすすめ!

「源泉徴収なしの特別口座」を選ぶと、税金を払わないですみます。その理由は、まず給料を1ヵ所からしかもらっていないことです。さらに、年収が2000万円以下の会社員であり、株などの所得(給与所得と退職所得以外)も20万円以下になりそうだからです。

税金を払わなくていいので、確定申告をする必要もありません。

所得が20万円を超えた場合は確定申告をしなければいけませんので注意しましょう。

専業主婦・パート・学生(株などの所得が38万円を超えそうな場合)

  • 年収……80万円
  • 株などの所得……1年で+50万円超えを目指す
  • 控除……配偶者控除あり
  • 副業・他からの給与……なし

「源泉徴収あり」の特定口座がおすすめ!

配偶者控除を受けている人は、株などの所得(給与所得と退職所得以外)が38万円を超えてしまうと、基本的には配偶者から外されてしまい、配偶者控除が受けられなくなってしまいます。そうなると、ご主人の税負担が増えてしまいます(※76万円未満でしたら配偶者特別控除が受けられます)。

しかし、「源泉徴収あり」の特定口座で取引をすれば、どれだけ利益が出ていても配偶者から外れることはありません。38万円を超えるような利益を出そうとしている主婦の方や、扶養控除を受けている学生さんは、「源泉徴収あり」の特定口座で取引されることをおすすめします。

株などの所得が20万円以下に収まりそうな方は、源泉徴収なしの特定口座のが税金がかかりませんのでおすすめです。

おわりに

自分の投資スタイルに有利な口座を選びましょう。

(image by amanaimages)

このライフレシピを書いた人

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。