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【初心者必見】高いほうが良いとは言えない?株の配当金の考え方

株式市場では、配当金がたくさんもらえる企業が人気を集めているようです。しかし、配当金が多いことは、株主にとって本当にお得な銘柄なのでしょうか?

ここでは、配当金について解説していきます。

本記事は、やさしい株のはじめ方のご協力により、2013年に執筆されたものです。

高いほうが良いとは言えない?株の配当金の考え方

配当とは?

基本的な定義としては、「企業が稼いだ利益の一部を株主に現金で還元する行為」となります。

例えば、3月末が毎年決算の企業でしたら、3月末頃の権利確定日にその企業の株を保有していれば、のちに株主は配当金を受け取ることができます。株主にとっては臨時収入のように感じられて、なんかうれしくなってきますよね。

高配当株が人気があるのなら、他の会社も配当を多く出して人気を取ればいいような気もしますが、配当の原資となる部分を突いてみるとそうもいかないことがわかります。

配当の資金源は?

企業が稼いだ利益は、まず企業のサイフに入ります。このサイフに入ってきたお金を企業の中で再投資(もしくは内部留保)に当てるのか、配当などでサイフの外に出し株主還元をするかの選択になります。

もし、株主還元ばかりしてしまったら、肝心の再投資ができなくなってしまいます。再投資ができなくなってしまっては、企業が経済活動をできなくなってしまうので本末転倒です。

たとえば、企業のサイフ(=株主のもの)100万円から配当金(=株主のもの)を10万円支払ったとします。企業のサイフ(=株主のもの)は90万円残ります。株主は10万円の配当金を新たに手に入れたように感じますが、実際は、配当金を払ったとしても、サイフのまま現金をため込んでおいたとしても、株を保有していれば株主から見た企業の価値には変化がありません。

むしろ、配当金としてサイフから出す場合には、そのたびに税金がかかってくるので、よくないオペレーションといえるのかもしれません。配当金という形での株主還元をするより、企業内で投資先を見つけて事業を成功させ、さらに成長(株価上昇)したほうが良いということになります。

増配と株価との関係

勘違いしやすいのが、増配(配当の増加)したときに株価上昇という形で株式市場が反応することです。

配当金を増やすということは、企業のサイフからさらにお金が出て行ってしまうことであり、企業のサイフも企業価値の中に含まれると考えられるので、株価にはマイナス要因のはずです。ただし、「増配できるぐらいウチは業績がいいですよ」というアナウンス効果にもなるので、それを無視することはできません。

おわりに

企業にとって、新しい投資先が見つからず、企業の中に内部留保していても資金効率が悪くなるので、余ったお金を配当として投資家に支払う(資金を返す)ことは、合理的といえると思います。

しかし、企業の成長ステージが成長期にあたり、お金が必要なのにもかかわらず、配当金を増やして資金を投資家に返している企業はよくわかりません。あまり投資したくないですね。

(image by amanaimages)

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