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住まいづくりの際に必要なトイレに関する基礎知識

「その家の良さはトイレを見ればわかる」とも言われるほど、トイレは家の中でも重要な場所です。

ここでは、トイレに関する基礎知識についてご紹介します。

本記事は、OZONE家designのご協力により、2013年に執筆されたものです。

スペースの広さ

トイレの広さは、「立つ」「座る」の動作と便器の大きさを考えると、間ロ70~75cm以上、奥行きは120~125cm以上のスペースが最低限必要といわれています。また、手洗いを付ける場合には、これ以上のスペースが必要になってきます。

これに加え、飾り棚や収納などのスペースがあれば、より快適になりますね。

トイレだからといって狭苦しい空間にならないように、できるだけ広いスペースをとることを心掛けましょう。
トイレの扉を内開きにすると、中で人が倒れた時に、人が邪魔になって扉が開かないので、扉は外開きが基本です。さらに高齢者の介護などのバリアフリーを想定するならば、引き戸にすることをお勧めします。

床材

トイレの床は、ふき掃除を頻繁にすることになるので、ふき掃除に耐えられる材料を選ぶことが大切です。

タイル貼り

タイルを張るなら、防水をし、排水口を付けて水を流せるようにすれば安心です。

タイルは少々足ざわりが冷たいのが難点です。

木質系床材

木質系床材には、いろいろな種類がありますが、フローリング材を張る場合は、表面にウレタンがコートしてある比較的水に強いものを選びましょう。

汚れに強いサニタリー専用の木質系床材もありますので検討してみてください。

クッションフロア

いちばん手軽な床材ですが、濡れていると滑ったり、施工の仕方次第では接着部分が浮いてくることもあるので注意が必要です。

戸建住宅ではトイレの換気扇が常時換気対応になっている場合が多く、窓の大きさは以前よりも小さくなってきています。大きな窓は断熱面から見ても不利といえます。

マンションでは窓のないトイレは珍しくないので、戸建でも必ずしもトイレに窓が必要とはかぎりません。

設備

換気扇

換気扇が常時換気(24時間換気)ではない通常の換気扇の場合は、スイッチを照明と連動させたり、人感センサー付きのスイッチにすることで付け忘れや、消し忘れが無くなります。

窓のないトイレの場合は、照明と換気扇が連動するスイッチを取り付ければ、5~7分くらいで完全に空気を入れ替えることができます。また、スイッチを切った後、換気扇だけを一定時間回す方法もあります。

手洗い一体型と分離型

手洗い付きタンクは水とトイレスペースの節約にはなっても、本来の手を洗うという目的を十分に果たしているとは言えず、また、腰掛け式便器の場合は位置的にも使い勝手がいいとは言えません。

トイレが狭い場合、手洗い付きタンクは有効ですが、スペースにゆとりがあれば、手洗いを別に設けるのが理想的です。
最近では、省スペース型の埋め込みタイプや薄型のものも出てきています。

タンクレストイレ

洗浄水を溜めておくタンクの要らないトイレがタンクレストイレ。
奥行の狭い場所にも設置できるので、人気が高く。現在市場の3割を占めているといいます。

省スペースで節水型といい事ずくめのタンクレストイレですが弱点もあります。水道の圧力を利用するので、高台の住宅やマンションなどでは設置できない事もあります。
断水時などもバケツなどで直接流さないといけません。
ただし、その高い水圧のおかげで洗浄する力は高く、大きなメリットとなっています。

温水洗浄便座

温水で洗浄する機能を持っているものを温水洗浄便座といいます。

この便座には、人が座っただけで一連の操作が行われる着座センサー付きや、温水噴射ノズルの位置を動かしておしり洗浄とビデ洗浄とに使い分ける機種もあります。

以前は暖房便座と洗浄水を24時間保温していましたが、今では瞬時に温水を作る方式などの採用で省エネ化が進んできます。

便座も常時温めるのではなく、人の入室をセンサーが感知して便座を暖める商品もあります。

照明

昔、トイレの照明はうす暗いものでしたが、最近では清潔を保つためにも明るくするようになりました。

トイレの照明は、空間の広さや器種によっても異なりますが、40ワットから60ワットくらいの明るさが必要になります。

光源としては白熱電球が一般的でしたが、LED照明もトイレに対応できる商品が販売されているので、白熱球とLEDで比べてみるといいでしょう。

トイレは狭い空間ですから、上部の収納棚の扉を開けた時に照明器具にぶつかることのないように注意しましょう。

暖房

高齢者のいる家庭や寒い地方では、トイレの暖房は必要です。

選ぶ際には、入った時にすぐに暖かく、安全性や光熱費用の面で問題がないことが重要ですね。

また、狭い場所なので、器具の設置場所も問題になってきます。

暖房の方法には以下のようなものがありますが、それぞれの特性を理解し、自宅のトイレに合った暖房器具を選んでみてください。

温風ヒーター

壁埋め込み型にすれば、場所もとらず、安全です。

サーモスタット付きのものを24時間連続運転すると快適です。

赤外線輻射暖房

トイレ使用時のみの一時暖房であれば、空気を暖める温風式よりも、熱が直接体に伝わる輻射暖房の方が効果的です。

ただし、大型のものでないと即暖感は得られません。

パネルヒーター

薄型なので場所をとりません。

即暖性はあまりないので、24時間連続暖房に向いています。

温水ラジエーター

温水式の床暖房が設置されている場合、その温水を利用するトイレ用の暖房があります。嫌な風や音がないのでお年寄りにも優しい暖房と言えます。

おわりに

ここでは、トイレに関する基礎知識についてご説明しました。

ご家庭ごとに求めるものは違うと思いますが、それぞれの要望にあったものを選んでみてくださいね。

(image by 筆者)

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