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簡単に言えば文と文の接着剤!中学英語の「関係代名詞」の学び方

「関係代名詞」という言葉から、どんなイメージがわくでしょうか。あまりパッとイメージがわきにくい文法用語だと思います。

今回は、その関係代名詞の考え方についてレクチャーさせていただきます。

関係代名詞の働きと種類について

今回学ぶ関係代名詞は、ズバリ文と文とをくっつける接着剤のような働きをします。この関係代名詞を用いることで、これまで2文に分けてしか書けなかったことを、すっきり1文にまとめて表現できるようになります。

関係代名詞の種類は、大別して主格目的格所有格の3つあります。それぞれに分けて見ていきましょう。

主格

まず、次の例文を見て下さい。

  • I have an aunt. She lives in Hokkaido.

(私には叔母がいます。彼女は北海道に住んでいます。)

これを、関係代名詞という接着剤を使って、「私には北海道に住んでいる叔母がいます」という文を作りたいと思います。

その時のポイントは、1文目と同一の人・ものを指す言葉を2文目で探し、その“格”を見極めることです。上の例文では、an auntと同一の人を指すのは、Sheですよね。このSheは、代名詞の中で主格(~は、~が)にあたるので、主格の関係代名詞に直さなければなりません。

主格の関係代名詞:人のときはwho/もの・動物のときはwhich/どちらに対しても使えるのがthat

使い方

このルールにのっとって先ほどの例文を関係代名詞を使ってくっつけると、以下のようになります。

  • I have an aunt who(もしくはthat) lives in Hokkaido.

(私には北海道に住んでいる叔母がいます。)

では、次の場合はどういうふうにくっつければいいでしょうか。

  • I have a robot. It cleans well.

(僕はロボットを持っています。それは上手に掃除をします。)

この場合のポイントは、くっつける対象が「もの&主格(It)」ということですよね。

  • I have a robot which(もしくはthat) cleans well.

(僕は上手に掃除をするロボットを持っています。)

目的格

では、次の例文に移りましょう。

  • Do you remember the woman? We met her this morning.

(あなたはその女性を覚えていますか。私たちは今朝彼女に会いました。)

これを、また関係代名詞という接着剤を使って、「あなたは、私たちが今朝会った(その)女性を覚えていますか」という文を作りたいと思います。

その時のポイントは、1文目と同一の人・ものを指す言葉を2文目で探し、その“格”を見極めることでしたよね。上の例文では、the womanと同一の人を指すのは、herですよね。このherは、代名詞の中で目的格(~を、~に)にあたるので、目的格の関係代名詞に直さなければなりません。

目的格の関係代名詞:人のときはwhom/もの・動物のときはwhich/どちらに対しても使えるのがthat。ただし、口語でwhomは滅多に使われないので、人のときはthatを使うのが一般的。

使い方

このルールにのっとって先ほどの例文を関係代名詞を使ってくっつけると、以下のようになります。

  • Do you remember the woman that we met this morning?

(あなたは、私たちが今朝会った女性を覚えていますか。)

「thatは元々herのあった部分に入るんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、関係代名詞はあくまで“文と文をつなげる接着剤”なので、2文目の前に入れてくっつけるようにします。

では、次の場合はどういうふうにくっつければいいでしょうか。

  • These are the pictures. I took them in Tokyo.

(これらは写真です。僕はそれらを東京で撮影しました。)

この場合のポイントは、くっつける対象が「もの&目的格(them)」ということですよね。

  • These are the pictures which(もしくはthat) I took in Tokyo.

(これらは僕が東京で撮影した写真です。)

所有格

教科書で見かけなくなりましたが、一応所有格の関係代名詞についても説明します。

  • I know an American. His name is Jim.

(私は一人のアメリカ人を知っています。彼の名前はジムです。)

これを、同じく関係代名詞という接着剤を使って、「私はジムという名前のアメリカ人を知っています」という文を作りたいと思います。

その時のポイントは、1文目と同一の人・ものを指す言葉を2文目で探し、その“格”を見極めることでしたよね。上の例文では、an Americanと同一の人を指すのは、Hisですよね。このHisは、代名詞の中で所有格(~の)にあたるので、所有格の関係代名詞に直さなければなりません。

所有格の関係代名詞:くっつける対象が何であれ、whoseを使います。

使い方

このルールにのっとって先ほどの例文を関係代名詞を使ってくっつけると、以下のようになります。

  • I know an American whose name is Jim.

(私はジムという名前のアメリカ人を知っています。)

では、次の場合はどういうふうにくっつければいいでしょうか。

  • Look at that house. Its roof is red.

(あの家を見て下さい。その屋根は赤いです。)

この場合のポイントは、くっつける対象が「もの&所有格(Its)」ということですよね。

  • Look at that house whose roof is red.

(屋根の赤いあの家を見て下さい。)

特殊なルールの関係代名詞

ここまで関係代名詞の文章を作るために、1文目と2文目で同一の人・ものを表す言葉を探す練習をしてきました。そのうち、1文目で出てくる言葉は先に現れるということで、文法用語で先行詞と言います。

この先行詞が以下のどれかに該当する場合、関係代名詞は必ずthatを使うという特別ルールがあります。

  • 先行詞にall、every、noなどの語がつく場合。
  • everything、anyoneなどの不定代名詞が先行詞になる場合。
  • 先行詞に最上級の形容詞がつく場合。
  • 先行詞がthe first、the same、the onlyなどの語で限定される場合。
  • 先行詞が<人+もの・動物>の場合。

学ぶポイント

関係代名詞のややこしいところは、「先行詞が人なのか、もの・動物なのかによって用いる接着剤が変わる」ということです。なので、「ややこしいから、何にでも使える万能接着剤のthatだけ覚えておこう!」とどうしても思ってしまいがちです。

しかし、自由英作文ではそれで問題なくても、関係代名詞の適語選択問題などではthatがあえて選択肢から外されている場合がよくあります。なので、やはり全ての接着剤を用途ごとに使えるように正しく覚えておくことが大切です。

おわりに

「関係代名詞」というと響きがどうしても難しく聞こえるので、これからは「文と文の接着剤」と思って、色んな問題に取り組んでみて下さいね。

(image by 足成)

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