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飲食業界でよく使われる用語10選

業界ごとに業界用語と呼ばれる独自の言葉があります。短い言葉ひとつで、作業の指示を出すことができたり、その完了の報告ができたりと、業界用語は大変便利です。

さらに飲食業界では、お客様の耳に入れたくない言葉を、独自の業界用語で表していることがあります。

今回は、飲食業界でよく使う用語をご紹介します。

著者の業界との関係

著者はレストラン、ダイニングバー、居酒屋で、合計11年間、ホール担当者として働いていました。

飲食業界の用語解説

1. バッシング

  • 意味:テーブルの上を片づけること。語源はbusです。
  • 使い方:
「〇卓のお客様が帰ったので、バッシングをお願いします」
「〇卓のバッシング完了です」

お客様が帰った後のテーブルを片づける指示を出す際や、片づけ完了の報告をする際に使います。最終バッシングとも言います。

2. チュウバシ

  • 意味:中間バッシングの略。食事の間で、空いた皿などを下げることです。
  • 使い方:
「食後のデザートを出す前に、〇卓のチュウバシをお願いします」
「〇卓のチュウバシ完了です」

次の料理が出る前に、空いている皿を下げる指示を出す際や完了の報告をする際に使います。

3. ディシャップ

  • 意味:キッチンからホールへ料理を出す場所。語源はdish upです。
  • 使い方:
「本日のディシャップ担当は田中君です」

ディシャップカウンター、ディシャップ担当のような使い方をします。

4. サプライ

  • 意味:洗いあがった皿やカップなどを所定の場所に供給すること。語源はsupplyです。
  • 使い方:
「コーヒーカップのサプライをお願いします」

主に営業中、足りなくなった食器類の補充を指示する際に使います。

5. 三番チェック

  • 意味:営業中のトイレットペーパーの補充や簡単なトイレ清掃のことです。
  • 使い方:
「20時になったら、三番チェックをお願いします。」

お客様の前でトイレという表現を避けるために、トイレのことを「〇番」と呼びます。飲食店では「三番」と呼ぶところが多いようです。

6. ノーゲ

  • 意味:店内にお客様が一人もいなくなった状態のこと。no guestの略です。
  • 使い方:
「ノーゲになりました」

「ノーゲス:とも言います。営業時間後のこの報告は閉店の合図です。

7. パントリー

  • 意味:ホール担当者がお冷を入れたり、配膳の準備をする場所。語源はPantryです。
  • 使い方:
「パントリー内は常に整理整頓を心がけてください」

8. ヒヤタン

  • 意味:お冷用のグラス。お冷タンブラーの略です。
  • 使い方:
「ヒヤタンを洗ってください」

9. シルバー

  • 意味:スプーン、フォーク、ナイフの総称。シルバーカラトリーの略です。
  • 使い方:
「洗いあがったシルバーを磨いてください」

10. まかない

  • 意味:従業員用に作られる料理のこと。賄い料理の略です。
  • 使い方:
「休憩時間にまかないをいただきます」

店によっては「エンプロ」「エンプロイミール」とも呼ばれており、無料またはお得な料金で食べることのできる従業員用料理のことを指します。

おわりに

この業界では、英単語が元になっている場合がほとんどです。店独自の用語を使用している場合もあります。今回は著者が働いた3種類の店で共通して使っていた用語を集めてみました。

他にもウェイティング(順番待ちのお客様がいること)、お冷アナザー(お冷を注ぎ足すこと)、プッシュ(お客様から料理や飲み物の催促がかかること)など、たくさんあります。おもしろいところでは『たろうちゃん』という用語があります。これは『ゴキブリ』という意味です。

今度飲食店に行かれたら、従業員同士の会話に耳を澄ませてください。いつもは聞き流している言葉に、意外な意味が隠れているかもしれません。

(photo by amanaimages)

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