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【住まいづくりの基礎知識】キッチンの考え方

かつては北側に配置されることの多かったキッチンですが、ダイニング・リビングと オープンにつながったキッチンが増えるにつれて、キッチンは、家族のコミュニケーションスペースとしての機能をもつようになりました。

理想のキッチンづくりには、家族のライフスタイルを反映させた、自由な発想が不可欠です。

リビングなど他の部屋とのつながりを考えることで、わが家流のキッチンスタイルが見えてきます。

ここでは、住まいづくりでおさえておきたい、キッチンの考え方についてご説明します。

本記事は、OZONE家designのご協力により、2013年に執筆されたものです。

キッチンのプラン

キッチンのプランには、大きく分けて次の3種類があります。

オープン型キッチン

キッチンとダイニング、リビングを仕切らず、オープンにつないだタイプです。

料理をしながらでも、家族やお客さんとの会話が楽しめる、コミュニケーション重視のキッチンです。

スペースの節約にもなりますが、キッチン回りはすべて見えてしまうので、収納の仕方に工夫が必要です。

セミオープン型キッチン

キッチンとダイニング・リビングとの境が、半分から3分の1ほどオープンになっています。

お客さんに対して適度の目隠しになるため「散らかったキッチンを見せるのはちょっと気になる」という方にも人気があります。

開放感あるオープン型と機能重視の独立型、両方の長所を取り合わせたキッチンです。

クローズ型キッチン

ほかの部屋から完全に独立させたキッチンです。

においや煙が広がらないので、本格的な料理に取り組みたい人向きです。

キッチンにいる人が孤立してしまい閉鎖的、というイメージがありますが、取り外しのきく間仕切りなどを付ければ、必要に応じてオープンにすることもできます。

キッチンのレイアウト

動線について

使い勝手のよいキッチンの条件に、作業の効率がよい=動線の短いキッチンであることがあげられます。

冷蔵庫・シンク・コンロを上手に配置することで、無駄な動作を少なくし、快適なキッチンをつくることができます。

レイアウト

キッチンの基本的なレイアウトは以下の6つです。

Ⅰ列型

キッチンセットを一列に並べたレイアウトです。

調理中の動きも直線ですみますが、ラインが長すぎると動線も長くなり、かえって作業効率が悪くなってしまいます。

コンパクトキッチン向きです。

Ⅱ列型

コンパクトなスペースで、作業面積・収納を多くとれるレイアウトです。

キッチンセットの並べ方を工夫すると、機能性がアップします。

2列の間の間隔は、調理する人数に応じて決めるとよいでしょう。

L型

比較的単純なレイアウトです。直角3角形のような動線になります。

コーナー部分を活かすと、調理スペースもたっぷりとれますが、カウンター下などをデッドスペースにしないような収納の工夫も必要です。

食器棚の位置などは、事前に確保しましょう。

U型

一般的にはスペースが必要ですが、U字の真ん中の部分は、90~120cm程度の適度な狭さの方が、動線を短縮できます。

シンクの前にカウンターを据えてオープンにすると、家事をしながらでもコミュニケーションが図れるようになります。

アイランド型

中央にキッチンセットの島をつくります。

I型やL型キッチンと組み合わせ、レンジやサブシンクをアイランド型にするケースも多くなっています。

多人数でにぎやかにお料理を楽しみたい家庭向きです。

ペニンシュラ型

L型、U型の一部が半島のように突き出したレイアウトです。

オープン型キッチンに向いています。

半島の部分は内側にシンク、外側にオープンカウンターを据え、対面式にします。

おわりに

ここでは、キッチンの考え方についてご説明しました。

キッチンについて理解を深め、家族がより一層楽しく団欒できる空間を目指していきましょう。

(image by amanaimages)
(image by 筆者)

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