\ フォローしてね /

5分で学べる!国語・文法「用言・活用」の学び方

国語「文法」の「用言」について。まずは、実力チェック問題から。

【問題】 次の文の中から、「用言」をすべて抜き出しなさい。また、その「品詞」と「活用形」をそれぞれ指摘しなさい。
(1)キンタローのものまねは、おもしろい。
(2)「私のことがきらいになりましたか?」

「活用」とは

「活用」とは、その言葉の下に、別の言葉がついたとき、その言葉が変わることを「活用する」と言い、変わらないことを「活用しない」と言います。

例えば「ブタ」という言葉に注目します。この「ブタ」の下にいろいろな言葉がついたときに「ブタ」という言葉が変わるかどうかをチェックします。

  • 「ブタ」がころぶ。
  • 「ブタ」だけころぶ。
  • 「ブタ」もころぶ。

「ブタ」という言葉は変わらないので、「ブタ」という言葉は「活用しない」と言えます。

次に「歩く」という言葉に注目します。この「歩く」の下にいろいろな言葉がついたときに「歩く」という言葉が変わるかどうかチェックします。

  • ブタが「歩く」。+「ない」⇒「歩かない」
  • ブタが「歩く」。+「ます」⇒「歩きます」
  • ブタが「歩く」。+「ば」 ⇒「歩けば」

「歩く」という言葉は変わるので、「歩く」という言葉は「活用する」と言えます。

「用言」とは

「用言」とは、「動詞」「形容詞」「形容動詞」の3つの品詞をまとめた表現です。

そもそも「用言」とは何か。それは、日本語の「単語(品詞)」を、2種類に分けます。まずは、「それだけで意味が分かるかどうか」という視点で分けます。意味が分かるものを「自立語」、意味が分からないものを「付属語」と言います。

次に、自立語の中で「活用があるかないか」という視点で分けます。「活用がある」ものを「用言」といいます。

「自立語」で「活用する」ものを「用言」といいます。「動詞」「形容詞」「形容動詞」の3つです。

「用言」の見分け方

「動詞」の見分け方

「動詞」は、主に「動作」を表すので、朝起きてから夜寝るまでにすることをイメージするとよいでしょう。「起き」「みが」「洗」「食べ」「出」「歩」「勉強す」など。

動詞は、「言い切りの形」を語尾が「ウ段」で終わる。

「形容詞」の見分け方

ものの様子や状態を表します。「美し」「おもしろ」「楽し」「白」「こわ」など。「どんなかな?」と聞かれたときの答えとしての、「とっても、○○」の「○○」の部分が「形容詞」です。

形容詞は、「言い切りの形」の語尾が、「」で終わる。

「形容動詞」の見分け方

ものの様子や状態を表します。「元気」「まぬけ」「静か」「華やか」「変」など。「どんなかな?」と聞かれたときの答えとしての、「とっても、○○だ」の「○○」の部分が「形容動詞」です。

形容動詞は、「言い切りの形」の語尾が、「」で終わる。

「用言」の働き

「用言」(動詞、形容詞、形容動詞)は、おもに「述語」になったり、「修飾語」になったりします。

  • ぼくは、いつも「歩く」。(「動詞」)

  • ぼくは、いつも「美しい」。(「形容詞」)

  • ぼくは、いつも「静かだ」。(「形容動詞」)

「用言」の「活用」について

「用言」はすべて活用します。

「動詞」の活用

動詞の呪文、「ない」「う」「ます」「た」「まる」「こと」「ば」「!」を覚える

動詞「歩く」を使って、活用させてみます。

「ない」「う」「ます」「た」「。(まる)」「こと」「ば」「!」の・・・

  • 「ない」につながる形が、「未然形」・・・・(「歩か」ない)
  • 「う」につながる形が、「未然形」・・・・(「歩こ」う)
  • 「ます」につながる形が、「連用形」・・・・(「歩き」ます)
  • 「た」につながる形が、「連用形」・・・・(「歩い」た)
  • 「まる(。)」につながる形が、「終止形」・・・・(「歩く」。)
  • 「こと」につながる形が、「連体形」・・・・(「歩く」こと)
  • 「ば」につながる形が、「仮定形」・・・・(「歩け」ば)
  • 「!」につながる形が、「命令形」・・・・(「歩け」!)

「形容詞」の活用

「形容詞の活用」は、活用語尾の、「かろ」「かっ」「く」「い」「い」「けれ」を覚える

形容詞の「美しい」を活用させてみましょう。

  • 1: 「かろ」につなげる

「美しい」+「かろ」・・・「美しかろ」う=『未然形』

  • 2: 「かっ」につなげる

「美しい」+「かっ」・・・「美しかっ」た=『連用形』

  • 3: 「く」につなげる

「美しい」+「く」・・・「美しく」(なる)=『連用形』

  • 4: 「い」につなげる

「美しい」+「い」・・・「美しい」。=『終止形』

  • 5: 「い」につなげる

「美しい」+「ブタ(名詞)」・・・「美しい」名詞=『連体形』

  • 6: 「けれ」につなげる

「美しい」+「けれ」・・・「美しけれ」ば=『仮定形』

  • 7: 『命令形』はありません

「形容動詞」の活用

「形容動詞」の活用語尾、「だろ」「だっ」「で」「に」「だ」「な」「なら」を覚える

「形容動詞」の「静かだ」を活用させてみましょう。

  • 1: 「だろ」につなげる

「静かだ」+「だろ」・・・「静かだろ」(う)=『未然形』

  • 2: 「だっ」につなげる

「静かだ」+「だっ」・・・「静かだっ」(た)=『連用形』

  • 3: 「で」につなげる

「静かだ」+「で」・・・「静かで」(ある)=『連用形』

  • 4: 「に」につなげる

「静かだ」+「に」・・・「静かに」(なる)=『連用形』

  • 5: 「だ」につなげる

「静かだ」+「。」・・・「静かだ」(。)=『終止形』

  • 6: 「な」につなげる

「静かだ」+「な」・・・「静かな」(名詞)=『連体形』

  • 7: 「なら」につなげる

「静かだ」+「なら」・・・「静かなら」(ば)=『仮定形』

  • 8: 『命令形』はありません

「用言」の活用形の見分け方

「未然形」「連用形」「終止形」「連体形」「仮定形」「命令形」の何形かを見分けるためには、「動詞」の場合は、その呪文を覚えておきます。動詞の呪文はあくまで呪文であり、「動詞」ではありません。したがって、呪文の前までの部分までが動詞となります。

一方、「形容詞」と「形容動詞」は、それぞれ活用の仕方(活用語尾の部分)を覚えておき、すべての単語にあてはめます。

少し練習します。次の文から「用言」を探し、その活用形を指摘してみましょう。

(1)私は英語を話します。

動詞は(言い切りの形は)、「話す」です。「話す」は、動詞の呪文「ない」「う」「ます」「た」「まる」「こと」「ば」の「ます」につながっているので「連用形」となります。

(2)私のことがきらいになった?

「きらい」が形容詞に見えますか。形容詞の活用は、「かろ」「かっ」「く」「い」「い」「けれ」ですが、「きらい」の後に「に」があることに気がつきます。これは何でしょう。これは形容動詞「きらいだ」の連用形の活用語尾です。「きらいに」は形容動詞で、「きらいだ」の「連用形」だったのです。

おわりに

それでは、冒頭の問題の答え合わせです。

【問題】 次の文の中から、「用言」をすべて抜き出しなさい。また、その「品詞」と「活用形」をそれぞれ指摘しなさい。
(1)キンタローのものまねは、おもしろい。
(2)「私のことがきらいになりましたか?」

(1)の文の文末の「おもしろい」に注目できましたか。これは、「い」で終わっているので「形容詞」です。「。(まる)」につながっているので「終止形」となります。

(2)の文に用言は、2つあります。「きらいに」と「なり」です。「きらいに」は、「形容動詞」の「連用形」です。「なり」は言い切りの形が「なる」なので「動詞」です。「まし(ます)」につながっているので「連用形」となります。

いかがでしたか。あとは、自身の問題集を使って自信が持てるまで練習しておきましょう。

(photo by amanaimages)

このライフレシピを書いた人
このライフレシピに関係するタグ
Banner line

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。