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中学国語「副助詞」の見分け方

現代文の助詞には、「格助詞」「接続助詞」「副助詞」「終助詞」の4種類があります。この中で最も判別しにくいのがこの「副助詞」です。

「副助詞」とは

「副助詞」とは簡単に言うと、様々な語に付いて、意味を副(そ)えるものです。範囲が漠然としていて分かりにくいですね。

代表的な副助詞は「は、も、こそ、さえ、しか、ばかり、だけ、ほど、くらい、など、きり、なり、やら、ずつ、でも、か、まで、とか」あたりです。
いくつか例文を見て見ましょう。

国語得意です。:他との区別
今日こそ終わらせる。:強調
彼女しかできない。:限定
あと10分ほど歩きます。:程度
鳥の声さえ聞こえない。:類推

全部覚えられれば良いのですが、ちょっと数が多くて全部暗記するのは大変かもしれません。ですから、副助詞を見分ける際にはまず「格助詞」「接続助詞」「終助詞」を判別する。この3つではなかったら「副助詞」であると判断するのが一番確実でしょう。

「副助詞」を見分ける為に

さて、上記のような消去法で「副助詞」を見分けるためには、他の助詞の特徴をしっかり掴んでいなければなりません。それぞれの助詞の主な特徴を覚えておきましょう。

「格助詞」:主に体言に付く

「が、の、を、に、へ、と、から、より、で、や」の10個です。

「鬼が戸より出、空の部屋」「殿が部屋から鬼出より」等の語呂合わせがあります。自分が覚えやすいもので覚えてしまいましょう。

「接続助詞」:主に用言に付く

「が、から、ば、と、て、ても、ので、けれど、し、たり、ながら」など。殆どの場合は接続詞に置き換えることができます。

例:頑張った、駄目だった。→頑張った。しかし駄目だった。

「終助詞」:主に文末に付く

「な、か、の、よ、ぞ、とも、ね、わ、さ」など。意志や気持ちを表します。

格助詞と間違えやすい「は」

名詞に付いて主語となることが多いせいか、格助詞と勘違いされる事が多いのが「は」です。しかし先述の通り、格助詞に「は」はありません。

10個の格助詞さえ覚えておけば、「体言に付いているけれど格助詞ではない。ということは副助詞である」と判別できますね。

様々な意味を持つ副助詞「さえ」

副助詞とは「意味を副えるもの」ですが、多くの意味を持っている副助詞がいくつかあります。特に出題されやすい「さえ」の「用法の識別」の例題を見てみましょう。

「さえ」には、「添加」「限定」「類推」など、様々な用法があります。

  • 鳥の声さえ聞こえない→「鳥の声」を例示し、「鳥の声以外の音も聞こえない」と類推させるので、用法は「類推」
  • 雨ばかりか、風さえ吹いてきた。→「雨が降っているうえに、風も吹いてきた」と付け加えているので、用法は「添加」
  • さえ信じてくれれば良い。→せめて…だけでもと、条件を限定しているので、用法は「限定」

このように、文章の中でどんな働きをしているのかをしっかり考えましょう。判別が付きにくい場合は、他の言い方に変えてみるのも一つの手です。

例えば、上記の「限定」の用法では、「せめてだけでも」と言い換えられますね。より判別の付きやすい言葉に置き換えてみましょう。

おわりに

助詞の分野は、「格助詞だけ」「副助詞だけ」と学んでいくよりも、「助詞」という一まとめで学んだ方が効率が良いと思います。それぞれの助詞の特徴をおさえ、判別の付きやすいものから消去法で考えていくと良いでしょう。

(photo by amanaimages)

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