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中学歴史「戦後の日本と世界の動き」の学習ポイント

第二次世界大戦後の世界は日本はもちろん世界も大きく動いていきました。大戦後の世界のポイントを解説しましょう。

戦後の大きな大転換につながった改革などは、現代にもつながっているので、歴史としても現代社会としても重要なテーマです。

農地改革(1946〜1950年)

ポイント1:意義

太平洋戦争終結後、連合国軍占領下の日本でGHQが指導した農地に関する改革です。

GHQの五大改革指令の内の1つで、前近代的な制度を、民主的な制度に改革する「経済の民主化」です。

ポイント2:主な内容

  • 地主の農地を国が強制買収し小作に払い下げる
  • 自作農地保有制限
地主制度をなくし、小作を従来の地主から解放しました。
広大な農地を持つ地主が、小作人に農作物の生産をさせていた地主制度が廃止され、小作人も、小規模ながらも自分の農地を自らの判断で耕作できるようになった。

選挙法改正(1945年)

ポイント1:背景

1925(大正14)年に普通選挙が実現していましたが、これは男性のみに認められていました。

太平洋戦争終結後、GHQの司令によって、幣原内閣が婦人参政権導入を閣議決定し、衆議院議員選挙法を改正しました。

GHQの五大改革指令の内の1つで、従来参政権がなかった女性に参政権を認める「女性の解放」です。

ポイント2:内容

  • 1945年:女性の国政参加
  • 1946年:女性の地方参政権
戦後初の衆議院議員選挙(1946年)では、女性国会議員が39名誕生しました。

冷戦(1945〜1989年)

ポイント1:意義

第二次世界大戦後、アメリカ合衆国を中心とする資本主義・自由主義陣営と、ソビエト連邦を中心とする共産主義・社会主義陣営が世界を二分して対立した構図のことです。

アメリカ合衆国とソビエト連邦が、直接戦争をする事なく対立した事から「冷たい戦争」=「冷戦」と呼ばれました。資本主義・自由主義陣営を「西側陣営」、共産主義・社会主義陣営「東側陣営」ともいいます。

ポイント2:代理戦争

アメリカとソビエトが直接戦争をする事はなかったが、東西両陣営に属していない第三世界(アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国)において、代理戦争が行われました。

代表的な例は下記の3つです。

  • 朝鮮戦争(1950年)
  • ベトナム戦争(1960〜75年)
  • アフガニスタン侵攻(1979年)
この3つの代理戦争に関しては、冷戦に対して「熱い戦争」ともいわれています。

ポイント3:キューバ危機

米ソが衝突の危機を迎えた事もありました。

アメリカ合衆国の南部に位置するキューバで、カストロが主導する革命が起こり、アメリカ合衆国大統領JFケネディは、キューバ・カストロ政権を転覆させようと軍事作戦を実施するが、失敗しました。

これを機に、キューバとソビエト連邦が急接近し、ソビエト連邦が核ミサイルをキューバに配備しました。

ケネディ大統領と、ソビエト連邦のフルシチョフ首相との交渉でミサイルの撤去が決まり、核戦争は回避されました。この事件を教訓に、米ソ首脳間でホットラインが開設され、直接対話が容易となっりました。

ポイント4:冷戦の終結

1985年ソビエトでは、ゴルバチョフが書記長(後に大統領)に就任し、改革「ペレストロイカ」に乗り出し、情報公開、軍縮、東側諸国の民主化を進め、西側陣営との緊張緩和を進めました。

キューバ危機以降、東西両陣営の対立は続いたものの、同様の危機を起こさないために、比較的融和状態が続いた。ゴルバチョフの登場と、ペレストロイカの推進が大きな転換点となりました。

カンボジア内戦の和平会議開催、ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキアで非共産党政権成立、ドイツのベルリンの壁が崩壊、ルーマニア革命など東側陣営に変化が現れました。

1989年には、ゴルバチョフとアメリカのG.W.ブッシュ大統領が会談し、冷戦の集結を宣言しました。

サンフランシスコ平和条約(1951年)

ポイント1:意義

第二次世界大戦後、アメリカ合衆国のサンフランシスコで開催された講和会議において、日本と連合国が締結した平和条約のことです。

連合国による占領が終結し、日本は主権を回復しました。

ポイント2:注意点

  • ソビエト連邦、ポーランド、チェコスロバキアは調印しなかった
  • 台湾(中華民国)、中華人民共和国は会議に招待されなかった
  • 沖縄はアメリカ合衆国の信託統治下に置く事が決まった

ポイント3:単独講和と全面講話

単独講和とは、第二次世界大戦における交戦国において、ソビエト連邦や中国を除く各国と平和条約を締結する事をいいます。

全面講和とは、第二次世界大戦における交戦国であるソビエト連邦や、中国などを含め、全ての交戦国と平和条約を締結する事をいいます。

日本は単独講和で48ヶ国と締結しました。

おわりに

戦後の世界の動きではありますが、現代社会の基礎が築かれた時期でもあります。しっかり押さえておきたい分野です。

(image by amanaimages)

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