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中学・国語:接続語の問題を攻略しよう

接続語は文と文、文節と文節をつなぐ役割を果たしています。説明文などの流れを読み取る目印にもなります。接続語の穴埋めは小学生時代からおなじみの試験問題でしょう。

接続語の多くは接続詞ですが、副詞の「要するに」「たとえば」など、接続詞と同じような働きをする単語も、接続語として一緒に出題されます。

接続語の働き

前後をどのようにつなぐかによって、接続語は次のように分けられます。

1:順接

接続語の前の文の内容を受けて、常識通り・予想通りの結果があとに続くことを表します。つまり前の文が原因、あとの文が結果になっています。

このグループの接続語には「だから」「そこで」「したがって」「ゆえに」などがあります。
「一生懸命練習した。だから、優勝できたんだ。」

2:逆接

前の内容を受けて、常識外、予想外の結果があとに続くことを表します。

「しかし」「だが」「ところが」「けれども」などがあります。
「高い薬をのんだ。しかし、全く効かなかった。」

3:並立添加

前と対等の関係にあるものをあとに並べたり、前の事柄にあとから付け加えたりすることを表します。

「また」「そして」「そのうえ」「しかも」などがあります。
このグループを並立と添加の二つに分ける考え方もあります。
「彼は政治家として成果をあげた。また、作家としても活躍した。」(並立)
「ここのハンバーガーは美味い。しかも、安い。」(添加)

4:説明

前の事柄をあとから説明することを表します。

このグループには、「つまり」「なぜなら」「たとえば」「ただし」のような接続語が入ります。

「説明」だけで終わっている教材もありますが、ここではさらに細かくわけてみましょう。

  • 言い換えまとめ:「つまり」「すなわち」「要するに」など
  • 理由:「なぜなら」など
  • 例示:「たとえば」など
  • 補足:「ただし」「なお」「もっとも」など
「タケシ君が入ると、まわりは女の子ばかりだった。つまり、彼は部屋を間違えたのだ。」(言い換え・まとめ)
「ぼくはどうにも居心地が悪かった。なぜなら、寝ぐせを直していないことに気づいたからだ。」(理由)
「私は果物には目がない。たとえば、みかんなら5個ぐらい一度に食べてしまう。」(例示)
「明日は午前9時に集合だ。ただし、班長は必ず30分前に来ていること。」(補足)

5、選択

前の事柄と後の事柄のどちらかを選ぶことを表します。

「あるいは」「または」「それとも」などがあります。
「飛行機で行くか。あるいは、新幹線で行くか。」

6、転換

前の文を受けて、話題を変えることを表します。

「ところで」「さて」「では」などがあります。
「買い物、ご苦労様。ところで、お風呂の掃除はどうなったの?

接続語の注意すべき点

「だから」と「つまり」

接続語の問題で、おそらく最も紛らわしいのが「だから」と「つまり」の区別です。実際にどちらも空欄に入れられるような場合さえあります。以下を区別の目安にしてください。

  • 「AだからB」の場合:A≠B
  • 「AつまりB」の場合:A=B

「だから」の場合、Aは原因でBは結果です。ですからAとBは別物です。「つまり」の場合、Aの言い換えやまとめがBです。ですからAとBは同じものです。

接続詞の「あるいは」と副詞の「あるいは」

副詞の「あるいは」は「ひょっとすると」の意味です。両方の意味がごちゃまぜになっていますと、読解の妨げになります。

  • 黒、あるいは青のボールペンで書いてください。(接続詞)
  • 台風はあるいは来ないかもしれない。(副詞)

接続詞の「もっとも」と副詞の「もっとも」

接続詞の「もっとも」は説明・補足のグループに入り、「ただし」と同じような意味ですが、中学生には余り知られていないようです。副詞の「もっとも(最も)」は「一番」の意味です。

  • 暴力は犯罪だ。もっとも、正当防衛は別だが。(接続詞)
  • もっとも輝いている歌手のAさんです! (副詞)

なじみのない接続後

「ゆえに」(順接)「よって」(順接)「にもかかわらず」(逆接)「および」(並立)「ちなみに」(説明・補足)など、主に文章で使われる接続語はなじみがないので、失点する可能性があります。

未知の接続語は積極的に辞書で調べておきましょう。

接続語の試験問題

1:空欄補充(穴埋め)

最も多く出てくるのが適切な接続語を選ぶ穴埋めです。これを解くためには空欄の前後の文章の内容を的確につかむことと、接続語の働きを理解していることが必要です。

たとえば、前の文もあとの文も似たような具体例を挙げているのなら、並立を表す接続語「また」を空欄に入れるというわけです。

2:段落と段落の関係

「段落と段落の関係は?」と尋ねる選択問題があります。段落の意味を読み取ることが大事ですが、接続語も手がかりになることがあります。

3段落と4段落の関係なら、4段落の最初に「だから」があれば、3と4は原因と結果の関係になるといった具合です。

3:長文の分割

「この説明文を三つに分けるとすれば、どこで分かれますか?」という問題もあります。もちろん内容が決め手ですが、この場合も、各段落の最初に接続語があれば、手がかりになります。

「ところで」などがあれば、そこで切れる可能性が高いです。

おわりに

接続語はそれほど難しいものではありません。国語が苦手な人でも点を取れるところですので、勉強してみてください。

(image by 足成)

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