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    江戸時代の産業の発達と元禄文化の学習ポイント

    江戸時代になると政治的に安定した事によって、産業の発展、さらには新たな文化も発展していきました。そのポイントを押さえておきましょう。

    農業発展のポイント

    ポイント1:江戸幕府や各藩の財政の基礎が年貢

    年貢が経済の基礎であったため、治水・灌漑の向上や、新田開発が奨励されました。

    8大将軍徳川吉宗の享保の改革では積極的に新田開発を奨励しました。

    ポイント2: 農機具の発展

    田畑の発展に伴い、農機具なども発展しました。

    • 土を深く耕せる備中ぐわ
    • 脱穀の能率を向上させる 千歯こき
    • 米とぬかにふるい分けたり、穀粒をふるい分けたりする千石通し
    農作業の効率化が進み生産増加に貢献しました。

    ポイント3: 肥料や治水・灌漑も発展

    • 肥料… 油粕、干鰯などの金肥
    • 治水・灌漑…水車、龍骨車、踏車
    水回りの効率が良くなり、肥料が良くなり、質の良い作物ができるようになりました。

    ポイント4:手工業への影響

    農作業が効率化し、作物が安定的に収穫できるようになりました。

    農民たちは副業として手工業へ参入するようになりました。染物、漆器、陶磁器、綿織物、醸造業などの、家内工業です。

    商業発展のポイント

    ポイント1: 蔵屋敷(くらやしき)

    藩が年貢米や領内の特産物を販売するために設置した、倉庫兼邸第の事です。

    大坂にあったものが有名です。大坂が「天下の台所」と言われていた所以でもあります。大坂以外にも江戸、大津、堺、長崎など交通の要所にもあり、藩主の参勤交代の途上の宿として、宿舎が併設され利用されていました。

    ポイント2: 株仲間

    幕府や藩に認められた問屋など、商工業者の同業組合のことです。

    競争の抑制をする事で、同業組合を保護される反面、幕府や藩は冥加金(税)を収めさせました。

    ポイント3:米相場

    8代将軍徳川吉宗の享保15年に、世界初の商品先物取引といわれる米相場が、幕府公認で大坂・堂島で開かれました。

    武家は米中心経済でしたが、米で物品の購入ができないため、米の売却をしなければならず、両替的な性格の米相場が生まれました。
    また、財政が厳しい藩などは、まだ収穫していない米の権利を米相場で売買するようになり、これが商品先物取引になりました。

    元禄文化

    元禄時代(1688年 - 1707年)を中心として栄えた文化です。

    町人中心の文化で、大坂や京都がその中心地でした。

    文学

    • 松尾芭蕉…俳諧「奥の細道」
    • 井原西鶴…「好色一代男」
    • 近松門左衛門「曽根崎心中」

    絵画

    • 菱川師宣「見返り美人図」
    • 尾形光琳「紅白梅図屏風」
    • 住吉具慶「洛中洛外図巻」

    建築

    • 善光寺本堂
    • 東大寺大仏殿
    • 日光東照宮

    この時代のポイント

    従来の産業は、戦乱の影響で発展が阻害されてきました。また、文化に至っては町人が参加する事は盛んではありませんでした。

    しかし、江戸時代になって戦がなくなると、産業や文化の発展が著しく進みました。それがこの時代の大きなポイントといえるでしょう。

    おわりに

    この時期の産業や文化は現代にも残り、影響を与え続けているものが多くあります。意外に馴染みがあったり、聞いた事がある事が多いので、興味を持ちやすい分野だと思います。

    是非正しい知識を身に付けましょう。

    (photo by amanaimages)

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