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サンピエトロ寺院の穴場!地下墓地ツアーの紹介

ローマ観光をするなら、サンピエトロ寺院もリストに入っていますよね。なにもキリスト教の信者ではなくても、ミケランジェロやラファエロといったルネサンスの巨匠たちが建築に参加している美術的に優れた建物として、一度は見ておきたいもの。

しかし、この世界に名だたるサンピエトロ寺院ですが、あまり知られていないレアな地下墓地があるのをご存知ですか?そこを訪れれば、またちがった感動を覚えることができます。サンピエトロ寺院の地下墓地とは、どんなところでしょうか?

サンピエトロ寺院・地下墓地の観光

筆者は、1996年8月~9月、まだ大学生の頃、サンピエトロ寺院に行きました。所属していた外国部学部の学生と教授が、いっしょにヨーロッパをめぐる旅行を企画して、同じクラスの仲間十数人とヨーロッパへ旅行に行ったのです。

ウィーンの大学寮に1か月滞在したのち、1週間ほどヨーロッパを旅行しました。その1週間で、パリを経由して、ローマ入りし、フランクフルトから日本へ帰ってきました。ローマでは3泊くらいしました。

教授のコネでカトリック系の保養所のようなところに泊まり、毎晩、リタイアした老年のイタリア人夫婦たちと温かい夕飯をとったりしたものです。

その大学の教授はカトリックの聖職者でもありましたから、その人のツテで、サンピエトロ寺院の地下墓地を見学することができました。

サンピエトロ寺院・地下墓地ツアー

そんなわけで、筆者は、大学の教授のコネで地下墓地に入ったので、その時は、自分で予約をしたり、お金を払ったりはしなかったのですが、自分で予約したいという方は、以下の方法で予約できます。

予約をする

予約は、サンピエトロ寺院のオフィスで受け付けています。eメールで申し込みができます。このとき必ず書くことは次の項目です。

  • ツアーの参加人数
  • 参加者の名前
  • 何語でのツアーを希望するか
  • いつのツアーに参加したいか(時間についてはオフィスが決めます)
  • 参加者の連絡先

一日に250名ほどがツアーに参加できますが、少なくとも3か月前くらいには予約を入れておく方が無難です。

  • サンピエトロ寺院オフィス:scavi@fsp.va
  • 料金:13ユーロ(2013年4月現在)
  • バチカン・サンピエトロ寺院・地下墓地ツアー申込みサイト(英語)

ツアーのルール

  • 15歳以上でないと入れません。
  • タンクトップやショートパンツといった肌が露出する服装では入れません。
  • カメラなどの撮影機器は持ち込み禁止。
  • 大きいものは持ち込み禁止。

など、ツアーにはいくつか決まりがあります。

地下墓地はどんなところか

地下ということで、薄暗くて、狭く、地面もでこぼこしている洞窟のようなところだと思っておいてよいでしょう。足元が滑りやすいので、ヒールの靴などで行くのは、やめておいたほうがいいです。

良かったところ・イマイチだったところ

地下墓地ツアーに行って、いいなと思ったところは、やはり歴史を肌で感じられるところです。何年も昔に建てられたものが、時間を超えて、いま目の前にあるということがおもしろいです。

しかし、一方で、この地下墓地は、それほど大きくもないし、豪華絢爛でもないというところが、記憶に残る華やかな観光スポットを想定している人にとっては、物足りないかもしれません。

サンピエトロ寺院の歴史

6万人の信者を収容し、華麗な装飾に覆われている現在のサンピエトロ寺院。1452年から建設が始まり、当時の一流の建築家たちに次々と依頼されたものの、200年くらい出来上がらずにいました。

1546年には、ミケランジェロによってドームが建設され、1678年には、スペイン広場にある噴水を設計したことで有名な、ベルニーニより「バルダッキーノ」と呼ばれる天蓋(礼拝堂ドームの真下)が建築されました。時代を経るにしたがって、どんどんと美しい造形が付け足されていったのです。

しかし、このサンピエトロ寺院、実は、もともとはキリストの弟子のひとりであるペテロ(=イタリア語ではピエトロ)の墓地の上に建てられていて、その墓を巡礼として訪れることが基本だったのだとか。

それが、サンピエトロ寺院の地下に眠る墓地なのです。実際のところは、この墓地が本当にペテロの墓なのかどうかは、異論があるようなのですが、古い時代の墓であることは間違いありません。

たくさんの人でごったがえすサンピエトロ寺院の上層部分とはちがい、地下墓地はひっそりとして、暗く、湿度があり、一度のツアーで、ほんの数人しか訪れません。

こんな素朴な墓から、今日の壮麗な教会が出来上がっていったと思うと、その歴史の流れに心を打たれます。通ならば、やはりサンピエトロ寺院は上も下も観ておくべきでしょう。

かかった費用

ヨーロッパ旅行全体でかかった費用は60万円ほどです。それはウィーンでの滞在も含まれていますから、ウィーンでの滞在に40万円~50万円、1週間くらいの旅行に、交通費、ユースホステル費用、飲食などで10万円~20万円くらいがかかりました。

日本からツアーなどで直接ローマへ行けば、30万円くらいで行くことができると思います。

感想と注意点

このヨーロッパ旅行は、筆者の初めての海外旅行であり、とても楽しい経験ができたと思っています。教授のコネで、ふつうの人なら入れないようなところに潜入したり、イタリア人に混じって、保養所に泊まったりして、初めてにも関わらず、イタリアを内部から見ることができました。

このような、イタリアを内部から見る体験をしたい場合、ぜひ知っておいてほしいことは、イタリアの言葉です。

地下墓地ツアーでの解説や、ホテルのスタッフやお土産屋さんとの会話などは、イタリア語がわかればわかるほど、得られる知識も多いですし、イタリア人からも親近感を持ってもらえます。

イタリア人は人懐っこいので、日本人がイタリア語を理解するというだけで、大盛り上がりします。ですから、地下墓地に行く前に、ぜひイタリア語を少し勉強していきましょう。

イタリア語がまったくダメだという場合は、せめて、英語を復習しておきましょう。ホテルでは英語が通じますし、地下墓地ツアーには英語の解説もあります。

おわりに

ローマのような歴史の古い街では、いたるところに、このようなレアな体験ができる名所・旧跡があります。

どうせ行くなら、事前に情報を調べて、予約をしないと入れないような、レア・スポットがないか探してみましょう。あなたの旅が何倍にもおもしろくなりますように!

(image by 著者)

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