\ フォローしてね /

中古マンション見学時に室内をチェックするポイント5選

職業柄いろんな物件を日常的にチェックしている筆者が、自宅マンションを購入した時のチェック手順をご紹介します。

注意点が多いので長くなりますが、きっとお役に立ちますよ!

持ち物

  • デジタルカメラ
  • 巻き尺
  • 懐中電灯
  • 水平器
  • ノート
  • 物件資料

では、それぞれの使い方について簡単にご説明します。

デジタルカメラ

3件以上物件を見学する場合は、だいたい記憶があいまいになります。「キッチンに食洗機がついてたのはどの物件だっけ?」という風に悩み始めると、家族会議で結論が出せません。そこで、デジカメはとにかく「記録しまくる」ために持参してください。

水平器

水平器についてはあまり活躍する場面がないので100円ショップのもので十分です。建物に傾きがあれば体感できますので、念のため水平器をあててみるとよいと思います。

物件資料

不動産屋がくれる物件資料は必ず現場に持参して全項目をチェックしてください。現場では、建物の現況に目を奪われて資料に目を通さない場合も多いですが、意識して資料を読み込むべきです。

懐中電灯

「懐中電灯がどうして必要なの?」と思われるかも知れませんが、中古住宅・マンションの内覧では、電気が通じていないケースが多く、風呂場など暗い場所での細部のチェックに必要になります。携帯用の小さなものでもいいので、一つ用意しておきましょう。

それ以外のアイテムについては後述します。

室内のチェックポイント

STEP1:室内ではまず水回りをチェック

まず、最もお金のかかる水回りをチェックします。お風呂とトイレは、グレードにもよりますが、かなりリフォームにお金がかかります。最優先でチェックしておくべきといえます。

STEP2:お風呂

マンションではユニットバスやシステムバスが主流ですが、10年以上経過しているモデルだと、すでに補修パーツが手に入らないことも考えられます。

筆者が購入した時の経験では、ユニットバスのドアの開閉がスムーズでなかったので、ドアのみを交換できるかどうかをメーカーに確認しました。補修パーツの在庫の有無を確認し、もし補修パーツが手に入らない場合は、ユニットバス全体の取り替えになるため、相当な予算を覚悟する必要があります。

STEP3:トイレ

トイレはお風呂に比べると予算がかからないといえますが、念のため室内に電源のコンセントが設けられているかチェックしておくとよいでしょう。もしウォシュレットなどを利用したくなったら、電源は必須になります。後からコンセントを増設するとなると、また予算がかかってしまいます。

STEP4:キッチン

巻き尺を取り出してキッチンの幅をはかっておきましょう。2700ミリだとゆったりサイズ、2400ミリがぎりぎり合格ラインです。上記より小さくなると、毎日しっかり料理したい方には小さすぎる可能性が高く、狭いなぁと感じる場合もあります。

また高さもチェックしておきたいポイントですね。850ミリが多いと思いますが、背の高い方だと低すぎるかもしれません。売主さんが背の低い方だと800ミリの場合もありますが、これはかなり低いので要注意です。写真は築30年以上経つマンションのキッチンですが、こういう古いタイプは800ミリ以下の低いキッチンが多く、取りかえ前提と考えた方がよさそうです。

システムキッチンは、一般的に観音開きの収納よりも、引き出し式の方がグレードが高くなります。キッチンも、グレードが高いほど長持ちします。できれば、キッチンのグレードを見分けるために、あらかじめメーカーのショールームを見学しておくとベストです。システムキッチンの交換が必要な場合も、かなりのリフォーム予算が必要となりますので、しっかりチェックしておきたいところです。

背の高い人は、特にキッチンの高さに気をつけてください。

STEP5:アルミサッシの「枠」に注目

次にチェックしておきたいのが、アルミサッシです。窓の動きが悪いのは戸車の交換で簡単に直りますが、アルミサッシの窓枠と窓の間に隙間があったら要注意です。

一歩下がって窓枠をチェックしてみて歪みがあるとしたら建物に何らかの異変が起きている可能性があります。また、建物の歪みが窓枠を歪ませている可能性があります。経年で地盤が傾いて建物に影響を与えていたり、地震の影響だったりと原因は多々考えられますが、この物件に関しては慎重になりましょう。

アルミサッシの窓枠と窓の間に隙間がある物件は、慎重に考えた方がいいです。

STEP6:電灯がついていたら消してみる

不動産会社が開催するオープンハウス・オープンルーム時は、室内をめいっぱい明るく見せるために、あらゆる電灯をつけています。けっこう明るく見える室内でも、電気を消すと暗い場合があるので、スイッチをオフにしてみてください。日中の室内の、本当の明るさがわかります。

ただ、マンションの場合は角部屋でもない限り暗い部屋があるのは当たり前です。すべての部屋が明るいという好条件はまれでしょう。

内覧時に売主さんにお会いしたら…

値段交渉は避ける

気持ちはわかりますが、最初の内覧時、売主さんに直接「値段、安くなりませんか?」と聞いてしまうのは避けたほうが無難です。売主さんにとっても大切な不動産ですから、ろくに検討もしないで価格交渉されたら、かなり印象が悪くなってしまうでしょう。

また、内覧時に細かい引き渡し条件などを交渉してしまうのもおすすめできません。現場での場当たり的な交渉は後々のトラブルにつながりますので、いったん引き取ってから、契約書を交わす前の条件として提示するのがよいでしょう。

価格交渉はもっと後の段階で、物件や自分の財政状態について様々に検討した結果として切り出さなければ説得力がありません。

管理問題を聞く

「マンションは管理を買え」とよくいわれます。売主さんには、本人にしかわからない管理の問題を尋ねておくとよいでしょう。

  • 管理委員会の理事は持ち回りで、必ず引き受けないといけないのか?
  • マンション内にトラブルを抱えている世帯はあるか?
  • 会計などは問題ないか?
  • 駐車場の割り当ては?
  • ペットの飼育で問題はないか?

上記の点を尋ねておいて、ノートにメモしておいても損はないでしょう。

反省と感想

日々不動産に接していても「自分自身の自宅を買う」となると案外見落としが多くなったのが反省点です。たとえば、売主さんと顔を合わせた場面でも、ほとんどあいさつ程度の話で終わってしまっていました。

考えてみたら、「ご近所づきあいはどうなっているのか?」、「近隣に駐車場を借りるとしたら、みなさんいくらくらいで、どのあたりに借りているのか?」などなど、尋ねておけばよかったことを後からいろいろと思い出しました。「仕事のようにうまくはいかないなぁ…」というのが筆者の反省点です。売主さんに会うと分かっている内覧では、あらかじめ質問リストを用意しておくといいかもしれませんね。

おわりに

物件見学の最大のコツは、「たくさん見ること」です。

見ているうちに上記のポイントがだんだん実感できてきて、判断に自信がついてくると思います。そうなった頃が買い頃だと思いますよ。ぜひ、ご参考にしてください。

(image by amanaimages)
(image by 筆者)

このライフレシピを書いた人
Banner line

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。