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    「詠嘆」を忘れないであげて!高校の古文文法・助動詞「き・けり」の学び方

    古典文法の助動詞は、読解で必ず必要です。

    その中でもよく出てくる過去の助動詞「き・けり」の文法をまとめました。

    意味

    「き」

    過去」の意味を持ち、「~た」と訳します。

    「けり」

    過去」と「詠嘆」の意味を持ち、詠嘆は「~よ」「~たなあ」と訳します。

    和歌に出てくる「けり」は詠嘆の意味が多いです。

    活用形

    基本形:き

    • 未然形:(せ)
    • 連用形:○
    • 終止形:き
    • 連体形:し
    • 已然形:しか
    • 命令形:○

    基本形:けり

    • 未然形:(けら)
    • 連用形:○
    • 終止形:けり
    • 連体形:ける
    • 已然形:けれ
    • 命令形:○
    ○は「なし」で、この形には活用しない、という意味です。
    「(せ)」は「○○せば××まし」という形でしか使いません。「もし○○なら××だろうに」の意味です。「(けら)」は奈良時代の文で出ますが、例は極めて少ないです。

    接続

    両方とも「連用形」に接続します。

    ただし連体形や已然形の「し・しか」とカ変動詞(来)サ変動詞(す)が接続する場合は変則的な接続をします。

    • 「来」の未然形「こ」、もしくは連用形「き」+し・しかで「こし・こしか」「きし・きしか」という形になります。
    • 「す」の未然形「せ」、もしくは連用形「し」+し・しかで「せし・せしか」「しき(「ししか」はありません)」という形になります。

    「き」と「けり」の使い分け

    「き」とは

    • 直接自分が経験したことを述べるとき
    • 過去に確かにあったことを述べるとき

    上記の場合に使います。

    「けり」とは

    • 人から聞いたり、間接的に知った過去を述べるとき

    上記の場合に使います。

    使い方の例と訳

    • 京より下りとき(都から下った時)
    • 子どもなかり(子どもがいなかった)
    • 人、「何々」とぞ言ひける(人々は「何々」と言ったそうだ)
    • 今宵は十五夜なりけり(今夜は十五夜であったなあ)

    おさえるポイント

    この文法は出てくる頻度も高いので間違いにくいとは思いますが、「詠嘆」の意味があることを忘れないでください。

    全て「過去」で訳したら不自然なところが出てきます。

    「詠嘆」は「和歌と会話文で多い」「文脈の違和感」の2つのポイントで判断してください。

    (image by 筆者)

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