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    高校の古文文法・サ変動詞「す」のおさえるポイント

    現代の「する」は、古文では「す」となります。これだけだと簡単ですが、「愛す」など、別の語と組み合わさることがよくあります。また、他の文法で使われる「す」との見分け方も大切です。これらをまとめたので、確認してみましょう。

    意味

    サ変動詞は、基本に「す」と「おはす」があります。

    」の意味は「する」です。「おはす」の意味は「いらっしゃる」「おありになる」で、尊敬語です。

    活用形

    基本形:す

    • 未然形:せ
    • 連用形:し
    • 終止形:す
    • 連体形:する
    • 已然形:すれ
    • 命令形:せよ
    「おはす」も「す」の部分を上記のように活用させます。

    使い方の例(活用形と訳)

    • 「人々、学問もず。」:未然形/人々は学問もない。
    • 「防がむとて、手のばす。」:連用形/防ごうとて、手をのばす。
    • 「食はむとするに、食はず。」:連体形/食べようとするが、食べない。

    複合動詞について

    冒頭にも書いたように、他の語に「す」がついて複合動詞になることがあり、その動詞はとても多いです。現代でも「我関せず」とありますね。

    名詞につく例

    • 死す
    • 愛す
    • 心す
    • 対面す・・・など

    形容詞・形容動詞につく例

    • 重んず(重し+す)
    • 空しうす(空し+す)・・・など

    サ変動詞ではない「す」の見分け方

    「す」の未然形「せ」や、連用・連体形「し」と間違えやすい他の語があります。

    例1:「亡くなりし人(訳:亡くなった人)」

    前が「亡くなり」という連用形に接続してるので、ここの「し」は過去の助動詞「き」の連体形です。

    例2:「長き爪して目をつぶさむ(訳:長い爪で目をつぶそう)」

    この文の「して」は、体言に接続し、手段を示すので、格助詞の「して」です。

    例3:「人に語らせけり。(訳:人に話をさせた。)」

    「せ」ですが、未然形に接続しているので、使役の助動詞「す」の連用形です。

    他、以下のようなものがあります。

    • 過去の助動詞「き」の已然形「しか」の一部
    • 終助詞「てしか」の一部
    • 副助詞「し」
    • 副詞「しか」の一部
    • 接続助詞「して」の一部

    上記のように「し」と「せ」が助動詞や助詞の一部になっていることがあります。これらを覚えるのは大変なので、文中に出るたびにチェックして区別に慣れていきましょう。

    「する」の意味を持つ場合がサ変動詞なので、文脈でも判断しましょう。

    おわりに

    たったひと文字なので見過ごしてしまいそうですが、これはサ変動詞の「す」を活用させたものか、それとも別の文法か、注意してみましょう。

    (image by 筆者)

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