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    気軽に行ってみよう!裁判の傍聴体験談

    筆者は大学時代に、授業の一環として裁判所に傍聴に行ったことがあります。某政令指定都市にある地方裁判所です。

    裁判傍聴の手順

    STEP1:時間・場所の確認

    事前にHPで開廷時間や場所などを軽く確認しました。

    詳しく聞きたい時や他の疑問点がある場合は電話で確認できます。

    傍聴希望者が多い時はくじ引きするのか、などを聞いておくと良いでしょう。

    STEP2:訪問

    傍聴に特殊な手続きは必要なく、誰でも自由に入れました。服装も私服で問題なかったです。職員や関係者はスーツでした。場所は市の中央近くにあったので普通の交通手段で行けました。

    地下に食堂、1階に事務関係の部屋、地下の屋外に車の通行口と駐車場、2階に裁判を行う部屋がいくつかありました。

    STEP3:裁判日時の確認

    午前10時頃に着くと、裁判所の入口には警備の人が立っていました。裁判は大体その時間以降に始まると聞いていたので、中で実際に予定を見て適当なものを選ぶつもりでした。

    屋内の目立つ所の壁やドアに、当日行われる裁判の紙が貼ってあります。どこにあるか分からない場合は職員の方が教えてくれます。裁判の概要と時間、裁判の関係者の名前も載っています。まもなく裁判が始まるようでした。

    STEP4:傍聴する裁判の決定

    筆者は社会勉強と講義の課題という大まかな目的だったので、特別に事前の確認はしていません。告知の紙をざっと見て、良さそうなものがあるか探してみたわけです。

    その日は、刑事事件として土地の登記に関係した横領問題、禁止薬物の使用、詐欺事件の3つがありました。詐欺事件がすぐに開始するので都合が良かったのと、いかにも裁判所で審理される「事件」な気がしたので傍聴を決めました。指定された部屋に足を運びます。

    STEP5:実際に傍聴する

    室内の後ろにある傍聴席に座り、裁判開始を待ちます。静粛にして、携帯電話などは切っておかねばなりません。

    当日の裁判は、既に何度か審理は行われていたようで、被告は女性でした。左右に検事の人と弁護士の人がおり、中央の奥に裁判長、脇に速記官と思われる人がいました。裁判長の席にはマイクがあり、左右に他の裁判官が座れる座席も用意してあります。傍聴席の前は膝までの柵で仕切られていました。小学校の教室を狭くした程度の広さです。

    事件は別に主犯となる男性がおり、女性は詐欺に使用された複数の携帯電話の購入と送迎の役目を果たしたそうです。女性は主犯と恋愛関係であり、愛情のもつれによる恨みのような話もでていました。

    この時の女性は手錠をしておらず、付き添いの人が居るだけでした。

    大学のレポートを提出しなければいけないので、ノートに室内の様子と事件の概要、傍聴で気づいたことを書き記していましたが、別に何も言われず、メモ程度は問題ないようでした。筆者の前には、同じように裁判のやりとりを勉強しているらしき人もいました。

    全体で1時間もかからなかったと思います。これは女性が容疑を認めていて、かつ何度目かの審理だったからだと思います。

    STEP6:退席

    審理が終わると、閉廷が宣言されて被告人や裁判長が退室します。この時は被告人と付き添いの人たちが最初に出てゆきました。そのあとで裁判長や弁護人、そして傍聴人も各自で自主退出しました。

    その他

    審理が終わってから外に出たのですが、廊下の突き当たりに休憩室が設けられていました。当時は確か煙草も吸えました(今は無理だと思います)。先ほど見かけた裁判長が疲れたように椅子に座って休憩していて、一般人と変わらないなあと思ったのを覚えています。

    傍聴してみた感想

    感想

    初の法廷は、室内の作りがドラマなどと同じだったので、ミーハーな好奇心が先に立ち、メモに全体をイラストにする手にも力が入りました。ただ裁判自体は事前に想像していたような重々しいものではありませんでした。凶悪犯罪ではないのもその理由かもしれませんが、全体的にスムーズで被告人も淡々としているところがありました。

    一度弁護人の人に検事役の人が厳しく質問を突きつける場面がありましたが、この時はかなり厳しい感じで本来の裁判だなあという気がしました。学生ディベートのように甘い感じではなく、かなりきつめでしたが弁護人も受け答えには慣れていました。

    できれば激しい法廷の闘いも見てみたい気もありましたが、この審理ではそこまで激しいものはありませんでした。

    ただ被告人の女性は、恋人との愛情関係の話になると声を詰まらせ感情が昂っている様子で、やはり犯罪といっても根底は人間同士の悲しい関わり合いがあるなあと思いました。

    傍聴にあたって

    まずどんな事を学びたいのか考えた上で傍聴するものを選ぶのがいいでしょう。

    具体的には、興味のある民事事案を実地に勉強するとか、法曹関係の仕事に就くために現実の裁判のあり方に詳しくなっておくとか、法廷闘争のやり方や弁護戦術の研究という事もあるでしょう。

    自分の目的に応じて傍聴のやり方も変わって当然だと思います。

    第三者に公開されていない裁判もあります。

    注意点

    服装はスーツでなくても構いませんでしたが、公共の場所であり公的な事柄が行われる場所であるので、常識ある服装が求められます。他人を不快にさせないような服装なら私服で問題ありません。

    録音録画機器は禁止されてる所もあるそうなので、事前に確認を取られた方が良いでしょう。

    さいごに

    裁判というと厳しいイメージがありますが、実際は役所などの公共施設に足を踏み入れるという感じでした。社会常識さえあれば特殊な準備や道具も必要ありません。

    あくまで国民生活を守るためにある施設なので、一般市民を拒絶するような性質のものではありません。誰でも希望するなら入れます。屋内は静かで関係者や家族の方が居るぐらいで人もまばらでした。

    ただし世間を騒がせた事件の審理となると、マスコミ関係者や野次馬も大勢集まってかなりの騒ぎになることもあるようです。

    (image by ホームページに使えるフリーイラスト素材集)

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