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お金を増やすための終身保険の選び方とコツ【体験談】

日本人の保険加入率を考えれば、この記事をご覧の方も何かしらの保険に加入していることと思います。保険の目的を大きく2つに分けると「保障」と「貯蓄」です。必要な保障については吟味される方も多いと思いますが、「貯蓄」の面で損をしている方がたくさんいます。

保険でお金を増やすにはいくつかコツがあります。ここでは、筆者が終身保険に加入したときの経験を元に、貯蓄できる終身保険の選び方をご紹介します。

保険でお金は増やすことができます。

加入者の性別と、加入当時の年齢

30歳までの加入がオススメ

筆者(男性)は、27歳の時に加入しました。お金を増やすためには時間が必要ですので、できれば30歳までに加入をお勧めします。資金に余裕がない場合は毎月の支払いは少なめが良いです。余裕ができたらその時点でお得な保険を追加すれば良いのです。

女性の場合には、結婚されている場合などは加入の必要はあまりないといえますが、安定した収入のある方は貯蓄に全て回すのはもったいないといえますので、検討の余地ありです。老後の資金に不安を抱えている働き盛りの方、男女問わず、一読いただければと思います。

できれば、30歳までに加入しておきましょう。

当初加入したいと考えていた商品の条件

シンプルでコンパクト、且つ分かりやすいものを

保険加入時に筆者が心配していたことは、「ずっと続く支払い」や「時間とともに無駄になっていく保障」、「貰えないかもしれない特約」でした。本当に保険は必要なのだろうかという疑問も持ちました。一方で、やはり老後資金、収入保障がないと安心できないのが本音でした。

シンプルでコンパクトな保険、そして何より仕組みが分かりやすいものがあったらいいなと思って現在の考えに至ります。

お金を増やすための終身保険の選び方

1:保険料は10年程度で払い終えられるものを

終身保険の場合、60歳まで払い続けるというものが一般的です。それはなぜか考えたことはありますか。実は、払込み期間中に解約すると元本割れするようにできているからです。

30歳で加入した場合、30年間も払い続けなければなりません。その途中で、お金の価値が変わるかもしれないですし、また雇用環境や家庭環境の変化によってお金が足りなくなり、解約しなければならなくなるかもしれません。

すると、保険はお金が減るものなのでしょうか。というと、そうではなくて、払込み期間を短くすることで、解約リスクを回避できます。

例えば、筆者のケースでは、27歳で加入しましたが、40歳で払込み完了に設定しました(支払期間は13年です)。それ以降は、保険料の支払いの必要は無く、保障が一生涯残ります。また、40歳以降に、解約した場合は、お金が増えて戻ってきます。

低金利のため、銀行に預けるよりも高い利率で運用できるというメリットがあります。

支払期間を短くすると、その分だけ月々の保険料が増えるじゃないかと思われるかもしれません。確かに、保険料と保険金額は連動する(沢山ほしければたくさん払う)ため、「保険金がいくら必要かを決めて、月々の支払いが決まる」という売り方(買い方)になっています。

貯蓄が目的の場合、これを、逆に考えましょう。月々の貯蓄に回せるお金のうち、保険料として払える金額を決める、すると、それに応じた保険金が決まる、ということになります。

2:保険金は「おまけ」と考える

筆者の場合は、毎月約1万円の保険料を12ケ月×13年間支払うので、総額約156万円を支払うことになります。その場合の保険金額は約300万円です。この300万円は一生涯の保障です。保険金がもっと必要だということになれば、その期間だけ、掛け捨ての死亡保障を上積みすればよいのです。

もし、1000万円の保障をつけたとすると、月々の支払いが大きくなり、10年やそこらで支払うのは大変ですし、死亡時の年齢によっては、保障に無駄が発生してしまうことにもなります。

保険金の足りない分は、掛け捨てを上積みしましょう。

3:保険料は確実に払える額にする

保険料は確実に払える額にしましょう。

まず、上限を決めることが大切です。毎月、貯蓄に回せるお金のうち、その半分を上限の目安とします。その理由は、生活環境の変化などで、急にお金が必要になった時に預貯金であれば引き出せますが、保険ではそのようなことができません。

次に、下限ですが、これは年額で8万円以上になるようにします。その理由は、生命保険料控除を得るためにはこの基準を満たす必要があるからです。筆者の場合は、年末調整で1万円程度、つまり1ケ月分が戻ってきます。もちろん、この控除目当てで保険に入るというのは本末転倒だとはじめに断っておきます。月々にすると、8(万円)÷12(ケ月)=0.666…(万円)ですから、つまり月々約6700円以上となります。

筆者の場合、上限、下限を考慮し、保険料を1万円としました。
控除については、国税庁の生命保険料控除についてをご確認ください。

4:どのくらい増えるか

筆者加入の保険の場合(27歳スタート、保険料は月1万円)、40歳で支払いを終えるのですが、その後どのくらいお金が増えるかを見てみます。

  • 41歳で105% ⇒ 164万円(8万円のプラス)
  • 50歳で118% ⇒ 184万円(28万円のプラス)
  • 60歳で133% ⇒ 207万円(51万円のプラス)
  • 70歳で149% ⇒ 232万円(76万円のプラス)

このように、早めに始めて、早めに払い終わることで、終身保険は、本領発揮します。逆に言えば、残念ながら、年を取ってからではほとんど増えません。「結構、増えるな」と驚いた方もいるかと思いますが、低金利の現在では、(円建ての商品では)優秀な方だと思います。

筆者は、保険料を1万円にしたと述べました。その理由は、下記のように保険料を抑える狙いがありました。

  • 必要な貯蓄額から逆算!…ガン保険をコンパクトにするためです。ガン保険の診断一時金は100万円のものが主流ですが、これを50万円にするだけでも保険料を抑えることができます。
医療・ガン保険との兼ね合いで考える視点も有効です。

貯蓄目的で終身保険に入る場合、その貯蓄の目的を考える必要があります。多くの方にとっては、お金を貯めるのは目的ではなく、手段であるはずです。子供の教育費、車の購入など、そこに「手術代」も加えて考えましょう。

筆者は、医療保険を聖域化せず、必要なお金という点で平等に考えて必要な貯蓄額を考えるべきだと考えます。終身保険をうまく選ぶことで、その他の保険も、うまい入り方ができます。

もっと増やしたいという方はドル建ての終身保険や、ドル建て養老保険を利用することも検討されるとよいです。

その場合には為替変動によるリスクを考慮する必要があります。既にある程度貯蓄があって、解約リスクが少ないなら、確実に払い終えるという前提で計算すれば、損益分岐点は1ドル=60円~70円くらいになるかと思うので、よほどのことがない限り、元本割れはしないでしょう。

したがって、ドル建ての保険は2つめの終身保険として検討されるのが良いかと思います。

5:2つ目、3つ目の終身保険を買う

ここで、紹介している方法では、最短10年で保険料の支払いが終わってしまいます。では、その後はどうするかというと、保険金は十分なのでもう要らないという方は何もしなくて良いです。

結婚して、子供もできてということになると、出費も増えるので、そのころには、保険料の支払いが無くなっているということで万々歳なわけですが、まだまだ余力があるという方は、さらに10年というように、段階的に買っていくことが可能です。

この10年縛りがどうにかならないのか、と感じる方もいるかと思いますが、「払済」にするという方法もあります。本題から外れるので詳しくは触れませんが、例えば5年くらいで支払いを停止し、その時点での払込保険料に応じた保険金が設定されることになります。

加入した保険を選んだ理由、他を選ばなかった理由

払いきれる額であり、シンプルな終身保険

筆者の場合の保険選びは、「払いきれる額でコンパクトに買える」、「無駄なものがついてなくシンプルである」という点が決め手になりました。「ずっと続く支払い」や、「時間とともに無駄になっていく保障」、「貰えないかもしれない特約」と決別すれば、おのずと良い商品は見つかります。

なかなか先の見えない時代です。保険やローンで数十年の支払いを設定してしまうと、思わぬ落とし穴があるかもしれません。

もちろん身の丈に合った生活をすれば住宅や教育のローンはあまり必要ない人生にもできるかもしれません。しかし、保険だけは自分の意思ではコントロールしにくい部分であるといえるでしょう。

振り返ってみて思うこと

見通しの良い時に小さめの商品を選択をしておく

2013年4月から保険料率があがったことで、3月は保険ショップなどでは駆け込み需要があったそうです。早めに計画していて良かったと思いました。保険に限ったことではないですが、先の見えない時代には、お得な商品は少なくなります。

保険は、買うか買わないかではなく、自分の将来をイメージして少しでも見通しの良い時に、小さめに買っておくというのが賢い選択ではないかと思います。

おわりに

保険のパフォーマンスを評価するにあたって、ポイントになるのが「時間」です。払込期間を短くする、そして、どのタイミングで解約するかをしっかりと計画する。解約返戻金の使途を決めておくことで、効率的な運用が可能になります。

独身の時は、葬式代と思って加入したとしても、子供が生まれたら学資保険にも使えるし、使わずに済んだら、年金として使ったり、ガンになった時の手術費用と考えることもできます。

コンパクトに買って、柔軟に使えるようにするというのが終身保険の最適な選び方ではないでしょうか。終身保険選びの参考になれば幸いです。

(photo by amanaimages)

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