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    知っていると役立つ!?不動産業界で飛び交う隠語25選

    住宅を借りたことのある人は不動産屋で奇妙な用語を耳にしたことがあると思います。不動産業界は法律を間近で扱う職種です。そのため長々とした法律用語などを略している場合があります。

    そんな不動産業界の隠語を知ることで世の中の仕組みについて理解が深まるでしょう。ここでは、不動産業界の隠語を25ほどご紹介します。

    不動産賃貸の隠語

    1:チンマン

    「賃貸マンション」のことを略して「チンマン」といいます。

    集合住宅などでよく見られる「スケルトン賃貸」は「スケチン」と略されています。

    2:JJ

    JJとは「住宅情報」のことを略した言葉です。かつてリクルート社が発行していた住宅情報のことをです。

    3:当物(あてぶつ)

    当物とは顧客に物件をオススメする際に、その物件の良さを強調するために代わりにあてがう物件をいいます。

    4:現調(げんちょう)・物調(ぶっちょう)

    「現地調査」「物件調査」を略した言葉です。その物件の以下のことを調査します。

    • 日照
    • 排水
    • 傾斜
    • 使用状況
    「物調」は主に関東で使用されます。

    5:間口

    敷地や建物を主要な方向から見た時の幅のことをいいます。

    主要な方向とは、敷地や一戸建ての建物の場合は道路が面している側、マンションの場合は一番広い窓が付いたバルコニーがある側を指します。

    「フロンテージ」も同じ意味です。

    6:うなぎの寝床

    間口が狭くて奥行きが広い建物のことを「うなぎの寝床」と呼びます。

    「うわ、お前んちウナギの寝床かよ!」といった感じで使います。

    不動産売買の隠語

    7:A/B/C/Dヨミ

    営業用語として使われます。Aが最も購入する確率が高く、Dが最も購入する確率が低いことを指します。

    8:金消(きんしょう)

    「金銭消費貸借契約」のことを略して金消といいます。

    金銭消費貸借契約とは、分かりやすく言うと金利を払ってお金を借りる契約のことをいいます。不動産担保ローンの場合、支払いがないときには担保物件を差し押さえる等の条項が記載されています。

    9:重説(じゅうせつ)

    重説とは「重要事項説明」のことをいいます。

    法律により宅地・建物の売買契約を行う場合、物件と取引についての重要事項の説明をしなければいけません。

    10:売契(ばいけい)

    「売買契約」または「売買契約書」のことをいいます。

    「あれ、あの案件の売契ってどうなってる?」というように使われます。

    11:歩留まり(ぶどまり)

    新築マンションの案内件数に対する入居者人数の割合をいいます。

    歩留まりが高ければ人気の物件ということになり、低ければ不人気の物件ということになります。

    営業マンの優秀を測定する指標の一つでもあります。

    12:再来・再来率

    新築マンションの展示会に一度来たお客さんが、もう一度見学に来ることをいいます。再来率が高い物件はそれだけ人気の物件ということになります。

    13:専媒(せんばい)

    「専媒」とは専任媒介契約のことをいいます。

    専任媒介契約とは、物件の売買に際し、仲介を依頼できる業者が1社に限られる形式のものをいいます。一定の規則はありますが、普通の媒介契約に比べて熱心な営業活動が期待できるところが特徴です。

    14:クロージング

    クロージングとは、契約を無事に締結させ、目的物を引き渡すことをいいます。

    「港南のタワーマンションの件ですが無事クロージングです!」のように使用されます。

    15:キャンセル住戸

    取引がキャンセルになった物件のことをいいます。

    キャンセルはほとんどの物件で発生します。キャンセルの主な原因は以下の2つです。

    • 契約者がローンの審査に落ちた
    • 契約者の転勤・転職・離婚

    16:参見

    「参見」とは参考見学者の略です。参考見学者とは買う予定がないにも関わらず見て回る人のことをいいます。

    一般的には「ひやかし」と呼ばれます。

    17:媒介

    契約形態が媒介契約であることを指すときによく使います。「4丁目の空き地って媒介だっけ?」というように使われます。

    不動産会社の契約形態には「媒介」の他に「代理」があります。もちろん、直接契約することもあります。

    18:登録

    新築マンション購入にあたって抽選を行うことがあります。同じ部屋(住戸)を複数の人が買いたい場合、「希望の部屋を買う権利」に対して抽選を行います。

    登録とは、上記のような抽選に参加する人を受け付けることです。チラシなどで「第◯期登録開始」などどいうように使われます。

    19:手付流し

    物件の購入者が販売者に「解約手付」を交付しているときに、購入者が手付を放棄することにより、契約を解除することを「手付流し」といいます。

    手付流しによる契約解除の場合には、損害賠償金を支払わなくてもいいと法律で規定されています。一方で、販売者側が契約を解除するときは「預かっている手付金を返し、さらに解約手付分を払う」ので、「手付倍返し」と言います。

    20:追客(ついきゃく)

    引き続きお客さんに営業をかけることをいいます。

    21:セットバック

    一定の道路に面した土地に建物を建てるには、その道路の中心線から直線で2mを超えた部分でなければならないとされています。

    つまり自分の土地であっても、後退させて建物を建てなければならない場合があります。その後退させることを専門用語で「セットバック」と呼んでいます。

    セットバックしなければならない部分には、塀や門なども建てられません。

    22:青田(あおた)

    建物がまだ建っていない土地を建物付きの値段で販売することをいいます。

    23:上物(うわもの)

    売却予定の土地の敷地内にある建築物のことをいいます。

    24:建確(けんかく)

    「建築確認」のことをいいます。建築確認とは、その建築物が法律の規定に適合しているか行政に確認を取ることをいいます。

    「南新宿のマンション建確おりた?」といった感じで使われます。

    25:ヒモ付き

    「ヒモ付き」とは「契約に際してある一定の条件付き」の契約を指します。

    例えば、「今住んでいるところが売れたらこの物件を買う」という買換停止条件付き売買契約も「ヒモ付き」と呼ばれます。

    また、建築条件付き土地を「ヒモ付き(土地)」と言うことがあります。建築条件付き土地とは、「決まった建築業者に工事を発注することを条件にした」土地のことをいいます。

    おわりに

    不動産業界の隠語25選について紹介しました。

    これらの用語を理解し、不動産屋で従業員の会話に聞き耳を立たら楽しいかもしれませんね。

    (image by amanaimages)

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