沖縄は本土とは違って亜熱帯に属しています。そのため年間を通して気温差はあまりありませんが、常夏でも常春でもありません。
筆者は沖縄に住んで18年になりますが、最初の数年はこちらの気候になかなか慣れず体調も崩すことが多かったです。数日の滞在とはいえ、気候の違いは意外と身体に負担を与えるようです。
そんな負担を感じることなく沖縄旅行を楽しんでいただけるように沖縄の気候について説明させていただきます。
春:2月中旬~4月
2月
2月になると沖縄では日差しもだんだん強くなります。そして、沖縄にソメイヨシノはありませんので、緋寒桜という桜が咲きはじめます。
天気の良い日であれば、長袖のシャツ1枚でも大丈夫ですが、意外にも朝晩は冷え込みますので、薄い上着もあると良いでしょう。気温は18~22℃ぐらいです。
3月
3月もまだ朝晩は冷え込むこともありますが、日中は半袖でも大丈夫な日も増えてきます。長袖であれば袖をめくれるもの、半袖を着るのであれば薄手の上着があれば大丈夫だと思います。
紫外線は意外と強く、このころから日焼けをしますので、女性の方はUV対策をされたほうがよろしいと思います。気温は20℃前後です。
4月
4月も中旬になれば、各地で海開きが始まります。離島では3月には海開きが行われます。この頃になると水温は気温と同じかそれ以上になっています。
ただ、沖縄の春は意外と雨が多いので、折り畳み傘を準備されると良いかもしれません。気温は20~27℃ぐらいです。日によって差がありますので、まだ薄手のカーディガンや長袖のシャツがあったほうが良いと思います。
4月の下旬からは入梅の前兆なのか雨が多くなってきます。
初夏・梅雨:5月~6月上旬
5月
5月になると気温もぐっと高くなり、日差しも強くなります。ゴールデンウィーク前後に入梅します。 湿度も高くなりますのでさらっとした素材の衣服が良いかと思います。気温は22℃~28℃ぐらいです。
沖縄の紫外線は本土の数倍といわれていて、曇りの日でも焼けますので、油断せずにUV対策はしたほうが良いと思います。雨も多くなりますので、足元も濡れても大丈夫な履物を用意された方が良いです。
6月
6月には梅雨明けになります。梅雨明け後に夏本番です。
沖縄の雨はシトシトと降るのではなく、雷を伴ってザーザー降ることも珍しくありません。お出かけのときは、折り畳み傘、タオルは必須です。
夏:6月中旬~7月
6月
6月になり梅雨も明ければ、日差しはもっと強くなり気温も連日30度前後になります。 日傘、帽子、日焼け止め、サングラスは必須です。特に短髪の方は頭皮も日焼けしますのでお気をつけください。
夏の晴れた日は、5分でも外に出ていると額や頬がじりじりと痛くなってきます。色白の方、お子さん、ご年配の方は熱射病にお気をつけください。
7月
7月は連日30℃を越えます。そして亜熱帯気候特有のスコール(にわか雨)も多いですので、雨具を準備して出かけた方が良いと思います。バケツをひっくり返したようなにわか雨です。しかし濡れても太陽が出てくれば歩いているうちに乾いてしまいます。
外は連日真夏日ですが、室内は冷房ががんがん効いていることが多いです。夏ですが寒い思いをしないためにも、ストールや羽織るものはあったほうが良いかもしれません。
夏:8月~9月
そろそろ台風がやってきます。
沖縄の台風は結構凄いと思います。仕事や学校も風速25m以上になるとお休みになるので、みんなワクワクします(笑)。
ですが、公共の乗り物はすべて運行をストップしますので、観光客の方はお気をつけください。風に乗って色々なものも飛んできたりしますので、屋内で台風が過ぎるのを待ったほうが無難です。
秋:10月〜11月
台風シーズンが過ぎると空も高くなり空気も澄んできて秋の気配が訪れます。ですが、日中は肌寒いとかはありません。この時期の沖縄が、天気も良く、一番過ごしやすいかもしれません。
気温は20度前後です。 朝晩は春同様に冷え込むこともあるので、薄手のセーター等があったほうが良いかもしれません。
冬:12月~1月
冬とは言っても、本土に比べると大分暖かいと思います。雪や霙が降ることは絶対にありません。気温は寒いときでも15℃前後です。 しかし、汗ばむような日もあったりで、なかなかつかみ所のない気候です。
意外なことに沖縄の冬は風邪が強く雨が多いですので折り畳み傘はあったほうが良いと思います。 雨が降ると気温も下がります。場所によっては海風の影響で体感温度が実際の気温より低く感じることも有るかもしれませんので、冬支度でも大丈夫かと思います。
まとめ
沖縄は亜熱帯なので、年間を通して天候も変わりやすいので、雨具や羽織るものを準備したほうが良いです。基本、1枚着て1枚脱いで調節できる服装が良いです。
気候に負けないで、沖縄旅行を楽しんでください。
(image by 筆者)