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中学社会「公民」の「南北問題・貧困問題」における学習ポイント

中学校の公民の授業では、「南北問題・貧困問題」という分野について学びます。

こちらではそのポイントについて、説明します。

南北問題

南半球と北半球で経済的な格差が生まれた理由

南北問題とは、大まかに分けると地球の北半球が経済的に発展しているのに対して、南半球はまだ発展途上だということから発生する、様々な問題のことです。

北半球の国々は、古くから歴史的な戦闘が多くありました。そんな中で、自国を守るため、競争社会で生き残るために、技術の発展を迫られました。その結果、他の地域と比べて飛躍的な進歩を遂げたといえます。

一方で南半球では、古くから続く民族主義に基づいて社会が作られていきました。その結果、個々の社会は小さな団体として存在するようになりました。

北半球では大きな団体としての社会がありますが、南半球の社会は小さいものなので、北半球が南半球を支配するような関係になりました。

北半球の支配は、自らの国の発展のために、南半球にある諸国を植民地として使うことです。南半球諸国の資源を可能な限り取り上げてしまい、また、機械を使って作った安価な大量生産品を大量に輸出しました。

このため、南半球の民族に伝わっていた伝統的な文化は、大量生産品に壊れてしまい、廃れていきます。その結果、南半球諸国の社会は、北半球諸国に依存しなくてはいけなくなりました。

南半球諸国の独立に向けた動き・これからの援助の体制

そして、第二次世界大戦後に、植民地支配をされていた南半球諸国は、一気に独立へと動き出します。独立するために、北半球の経済大国といわれる国々からは間接的な援助がありました。

ですが、この間接的な援助は一般庶民には浸透せずに、富裕層ばかりが贅沢な暮らしをするようになり、国内での貧富の差が大きくなりました。

これによって、経済的な後退を招いてしまい、富裕層は北半球諸国に依存する体制が崩れないままになってしまっています。

なので、これからの援助は、金銭的な援助だけではなく、技術を教えたりと、人的援助をメインに活動していくことが、南半球諸国の経済を支えることになり、独立した国を作るためには必要になってきます。

政府開発援助(ODA)

政府開発援助(ODA)とは

政府開発援助は、国、またはその国の国際協力の実施機関が、発展途上国に対して、経済や社会の発展、福祉の向上を目的に、資金や技術の援助を行うものです。

目的

日本は経済大国として世界の先進国になっています。そのため、色々な技術が発展しています。

その技術を国内だけで独り占めしてしまうのではなく、発展途上国の経済発展や、福祉の向上のために役立てようというのが目的です。日本だけではなく、世界の先進国では、色々な技術提供を発展途上国に対してしています。

また、技術があっても資金がないと、技術を使うことが出来ない場合があります。そのときには資金援助をして、工場を作ったり、機械を買ったりして、発展途上国の発展に力を貸します。

こうすることによって、発展途上国が自立することを促したり、世界的な発展を望むことが出来ます。

非政府組織(NGO)

非政府組織とは

民間人や民間団体で作る機構のことをNGOといいます。政府が関わらない組織として、軍縮や飢餓救済、開発援助、学術、環境保護など、あらゆる問題に取り組む組織です。

代表的な機関

代表的な機関として、国際赤十字があります。これは、戦争が起きたときなどの傷病者の救護などの活動をしています。条約において、この標章を掲げている団体は、戦争地でも攻撃を受けないことになっています。

活動

政府が関与している機関と違い、自分たちの意思で行動できるので、色々なところで活躍しています。

NGOの活動で、学校が無かった地域に学校が出来たり、子供たちの就学援助ができたり、仕事が増えて就業率が上がったり、発展途上国がこれから益々発展していくための援助を、民間としてやっています。

ポイント

南北問題は、経済格差の問題であることを覚えておきましょう。また、どうして経済格差が生まれてしまったのかを理解すると、南北問題をより深く理解できると思います。

また、格差をなくすための活動があることや、その活動の内容についても、合わせて覚えておきましょう。

おわりに

これからの国際社会は、一丸となって協力していくことが大切になってきます。そのためには、先進国や経済大国の、発展途上国に対する援助はかかせません。

しかし、金銭的な援助だけで途上国を依存させてしまうのではなく、人的な援助で、途上国が自立して発展していけるように手伝うことが必要になってきます。

(image by amanaimages)

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