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寄席に行こう!初心者でも楽しめる方法

筆者は30歳のときに、知人に誘われ、初めて生で落語を聞き、その面白さと魅力にすっかりはまってしまいました。多いときには月の半分くらい、寄席に通ったこともありました。

最初は特に落語に興味がなかった筆者が、落語好きとなった経験をもとに、初心者でも寄席を楽しめる方法をご紹介します!

寄席に行く前にしておきたいこと

寄席に行く前に、落語初心者に向けた入門本を読むことをオススメします!入門本には、代表的な古典落語のあらすじや、旬の噺家さんの情報、寄席の紹介などが、わかりやすく書いてあります。

特に、寄席で多く演じられる古典落語のあらすじを読んでおくと、落語を聞くときに「あ、これはあの噺だナ」とわかり、馴染みのない時代が語られる落語の世界にも、スッと入り込むことができます。

落語には「古典落語」と「新作落語」があります。「古典落語」とは、一般に、江戸~明治時代に作られたものを指し、それ以降に作られたものを「新作落語」と呼んで区別しています。

落語を楽しめる場所

寄席について

落語は、ホールでの独演会から、お蕎麦屋さんの座敷まで、いろいろな場所で聞くことができるものですが、初心者ならぜひ、一度は寄席に行くことをオススメします。

寄席の魅力は、代わる代わるいろいろな噺家さんが出てきて、さまざまな演目の落語を聞けること、また、落語以外に「色物」といわれる、漫談や太神楽、紙切りなどの芸を楽しめることです。

また、各興行で最終演目を演じる噺家を「主任(トリ)」と呼び、通常、少し長めの演目をじっくり聞くことができます。演目は日替わりなので、余裕があれば、10日間ある興行のうち、2度、3度と聞きに行くことをオススメします。

ここでいう「寄席」とは、一年中落語を聞くことができる、常設の興行場所(定席)のことを指しています。

都内にある寄席

都内にある代表的な寄席は、以下の4カ所です。

寄席での落語鑑賞の流れ

寄席は365日、いつでも行ける

寄席は、毎月「上席」「中席」「下席」と10日間ずつ区切った期間で興行しており、それぞれに「昼の部」と「夜の部」があります。10日ごとの興行なので、31日まである月には一日余りますが、その日も何かしらの興行が行われており、基本的に年中無休です。

つまり、一年中いつでも、好きなときに行くことができるのです。

出演者は事前にHPでチェック

寄席では、出演者と出番が決まっており、それを「番組」といいます。「上席」「中席」「下席」では、10日ごとに番組(つまり出演者)が変わります。各興行の番組は寄席のHPで見ることができるので、事前にチェックするといいでしょう。

ただし、演目については、当日行ってからのお楽しみです。

チケットはその場で買って入場

原則として、寄席のチケットは当日券のみ、座席も自由。つまり、予約などは一切必要なく、その場でチケットを買って入場し、空いている好きな席に座るだけです。入場時間にも規制はないので、自分の都合の良い時間に入場することができます。

寄席でも、興行によっては、前売りのチケット・指定席のチケットが発券される場合があります。事前のチェックを忘れずに!

寄席での落語鑑賞のポイント

雰囲気を楽しむ

上記の寄席の中で、初心者にオススメなのは「浅草演芸ホール」「新宿末廣亭」です。理由はどちらも「いかにも落語らしい雰囲気」を楽しめるからです。

「浅草演芸ホール」は、東京下町情緒あふれる雰囲気とともに落語を楽しむことができます。「新宿末廣亭」は東京の寄席の中で唯一の木造建築で、江戸時代の雰囲気を感じる、とても趣のある造りです。桟敷席がある寄席もここだけです。

好きな噺家を見つける

寄席では、いろいろな噺家さんの落語を聞くことができます。その中で、「この人、なんか好きだな」と思える噺家さんに出会えると思います。

落語が上手、ということだけでなく、その人の持つ雰囲気、声、言い回しなどが妙にはまってしまう噺家さんを見つけて「もう一度、この人の落語を聞いてみたいな」と思ったら、もう立派な落語ファンです!

好きな噺家さんを見つけたら、その人が「トリ」を努める寄席へ行きましょう。

筆者オススメの噺家さん
落語協会:柳家さん喬、入船亭扇遊、五街道雲助、柳家小せん
落語芸術協会:春風亭小柳枝、春風亭鯉昇

寄席での落語鑑賞の楽しみ方

とにかくリラックス!

寄席は堅苦しい場所ではありません。飲食OK、途中入場・途中退場もOKです。もちろん、周りのお客さんや演者に迷惑をかけないよう、携帯電話を切る、大きな音を立てない、演目途中では出入りをしない等の基本的なマナーを守ることが大前提ですが、リラックスをして気楽に落語を楽しめるのが寄席の魅力です。

筆者は、寄席近くのコンビニでおにぎりや助六寿司とお茶を買っていき、演目と演目の間や、休憩時間に食べたりしながら、のんびりとした気持ちで落語を楽しんでいました。時にはお茶の代わりに缶ビールを飲みながら鑑賞することもありました。

「番組表」を捨てずにとっておく

寄席に行きチケットを買うと、その興行の出演者と出番が記された「番組表」を貰います。いわば簡単なプログラムです。

筆者はこの「番組表」を捨てずに取っておくようにしています。気になった噺家さんに印をつけたり、印象に残った演目をメモすることで、落語に対する興味や知識をより深めることができますし、ちょっとした思い出にもなります。

寄席での落語以外の楽しみ方

寄席で落語以外の芸を総称して「色物」といいます。漫才、漫談、奇術(手品)、太神楽、曲独楽、紙切り、音曲などがあります。ただひたすら笑わせてくれる芸、妙技を見せてくれる芸など、バラエティに富んでおり、とても楽しいこと請け合いです!

筆者オススメの色物さんは、漫才は昭和のいる・こいる、ギター漫談はぺぺ櫻井、太神楽は翁家和楽社中、紙切りは林家正楽、奇術は花島世津子です。

おわりに

寄席は、予約も要らず、気が向いたときにふらりと行くことができる気軽な場所です。それでいて、落語や色物といった、伝統芸を楽しむことのできる貴重な場所でもあります。

落語に少しでも興味を感じたら、ぜひ寄席に行ってみてくださいね!

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