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カブトムシを飼う前にしておくべき準備【体験談・虫画像あり】

筆者は毎年、野外で採集した国産のカブトムシを飼っています。

日本の夏を代表するお馴染みの昆虫ですね。

今回は、この国産カブトムシを飼うにあたって、おすすめの準備をご紹介したいと思います。

飼っているカブトムシの紹介

筆者が飼っているカブトムシは、国産カブトムシのつがいです。昨年、野外採集した個体から卵を産ませて成虫まで育てたものです。

親メスの産卵時期が早かったことと、暖かい室内で飼育したため成長が早く、野外のカブトムシの発生時期よりも早く羽化しました。

用意するもの

飼育ケース

1頭につき1ケース。サイズはミニ以上で理想的には小サイズ。コバエの侵入を防ぐコバエシャッターがおすすめです。

産卵用には大サイズ以上のケースを用意しましょう。

コバエ防止シート

コバエシャッターの場合は必要ありません。普通のプラケースの場合、ケース本体とフタの間に挟んでコバエが侵入しないように使います。

昆虫マット

発酵済み(色が茶~黒)の昆虫マットだと、カブトムシのおしっこですぐにマットがベチャベチャになったり、コバエが発生して不衛生です。汚れにくくコバエを寄せ付けない針葉樹マットがおすすめです。

なお、産卵用にはカブトムシ産卵用の二次発酵マット(色が茶~黒)を用意しましょう。ケース一杯に入れますので、大サイズなら10リットル必要です。

エサゼリー

メスは小さめのゼリーでも大丈夫ですが、オスは小さいゼリーだと角が邪魔して奥まで食べきれません。オスには口が大きく浅めのゼリーを用意しましょう。

エサ皿

エサゼリーの大きさに合わせて用意してください。カブトムシは力持ちですので、エサ皿ごとひっくり返してしまうことがあります。飼育ケースに入る範囲内で、できるだけ大きく重いエサ皿をおすすめします。

止まり木

カブトムシが飼育ケース内のどこでひっくり返っても起き上がれるよう、大きめの止まり木を飼育ケースの大きさに合わせて多めに用意してください。

飼育セットの作り方

STEP1:昆虫マットを入れる

飼育ケースの底に厚さ5cm以上の昆虫マットを敷き詰めます。

産卵セットの場合、飼育ケースの底に厚さ20cm以上のカブトムシ産卵用の昆虫マットを敷き詰めます。底から10cm位はやや押し固めて、残りのマットをその上にふわりと入れます。

観察が目的の飼育セットと産卵セットでは、昆虫マットの種類と量、および飼育ケースでの敷き詰め方が異なります。

STEP2:エサを入れる

エサ皿を設置し、ゼリーのフタを剥がして、ゼリーケースごとエサ皿に入れます。オスの場合は口が大きく浅めのゼリーがおすすめです。

STEP3:止まり木を入れる

ケース内のどこでひっくり返ってもカブトムシが自力で起き上がれるよう、止まり木をまんべんなく入れます。

カブトムシはひっくり返ったまま起き上がれないと、体力を消耗して死んでしまいます。

STEP4:コバエ防止対策

コバエシャッターの場合はそのままフタをしっかり閉めればOKですが、普通のプラケースの場合、コバエ侵入を防ぐため、フタとケースの間にコバエ防止シートを挟みます。

飼い始めの期間のコミュニケーションで注意すること

カブトムシの角

カブトムシのオスは、長い方の角を持って乱暴に扱うと、頭がもげてしまう危険性があります。短い方の角をつまむように持ちましょう。メスの場合は脇腹あたりを挟むように持ちましょう。

また、カブトムシの長い角と短い角の間に指を入れると、挟まれて怪我をしますのでご注意ください。

カブトムシの爪

カブトムシの爪は針のように鋭く、手に持つと血が出ることもありますので、お子さんに持たせる際にはご注意ください。

カブトムシを移動させる方法

カブトムシが何かに掴まっている時に無理に引き剥がそうとすると、足が取れてしまうことがあります。カブトムシはおしりをくすぐると前に進みますので、止まり木などをカブトムシの前に置き、無理なく移動させましょう。

カブトムシを購入するときの注意点

カブトムシは採集することもできますが、ショップにて購入される方も多いと思われます。購入時の注意点は以下の通りです。

動きが激しく元気であること

カブトムシは通常、羽化したてがもっとも動きが激しく元気ですので、長生きする可能性が高いと言えます。また、羽化したてでも、体が小さい個体は寿命が短い可能性があります。爪が鋭いというのも生まれたてである重要なポイントです。

手足や爪、触覚、角などの体のパーツが欠けていないこと

体のパーツが欠けていると、ひっくり返った時などに、起き上がろうともがいているうちに体力を消耗して死んでしまうことがあります。

つがいの場合、同じくらいのサイズにする

オスとメスのつがいで購入して、交尾、産卵をさせたい場合、体のサイズが極端に差がありすぎると、うまく交尾できないこともあります。

できれば1頭ずつ別のケースに入れる

狭いスペースに複数のカブトムシを一緒に入れると、すぐに喧嘩を初めて傷つけ合ってしまいます。喧嘩は寿命を縮める原因にもなります。

車の中に置きっ放しにしない

カブトムシは高温に弱いので、エアコンを切った夏の車内に置きっ放しにしておくと、すぐに死んでしまいます。

カブトムシの成虫の寿命は1~3ヶ月ほどですが、飼育をできるだけ長く楽しむためにも、新鮮で元気な個体を選びましょう。

飼う前に考えておくこと

産卵させるか否か

カブトムシは簡単に産卵させることができますが、産卵させる場合とさせない場合では、必要な飼育用品が異なります。

飼育ケースの置き場所

カブトムシは直射日光や高温にさらされると、すぐに弱ってしまいます。一日中エアコンをかけられるようでしたら問題ありませんが、それができない場合は、風通しのよい、暗く涼しい場所が理想的です。

その他の注意点

カブトムシは力持ち

カブトムシは力が強いので、飼育ケースのフタはパチンと音が鳴るまでしっかり閉めて逃げられないようにしましょう。

なお、普通の飼育ケースのフタには開閉できる透明の小窓がありますが、ここはしっかり閉めても内側からカブトムシが強引にこじ開けてしまうことがありますので、セロテープなどで補強しておくことをおすすめします。

コバエ対策はしっかり

カブトムシのエサゼリーや昆虫マットは、コバエの幼虫のエサにもなります。コバエが大量発生しないよう、コバエシャッターやコバエ防止シートを利用したり、ゼリーやマットをこまめに交換するなどの対策を講じましょう。

カブトムシは子だくさん

カブトムシは多産です。1頭のメスが平均的には30個位、多い時には100個近くの卵を産むこともあります。幼虫を大量に飼育する場合は、多くの飼育スペースと昆虫マットが必要になりますのでご注意ください。

カブトムシの交尾期間

野外で採集したカブトムシのメスは、ほとんどの場合既に交尾済みですので、特に交尾させなくても産卵する可能性が高いです。

購入品の場合は、オスも産卵セット内に1週間ほど同居させて交尾期間を設けます。同居期間が長いとオスがメスを殺してしまうこともありますので、交尾期間が済み次第、オスだけ普通の飼育セットに移動させましょう。

おわりに

カブトムシの飼育は、誰にでも簡単にできます。お子さんの情操教育や親子のコミュニケーションにも役立ちますので、是非チャレンジしてみてください。

(image by 筆者)

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