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花ってそんなに売れるの? 町の小さな花屋が潰れないしくみ

町でよく見る花屋さん。大きい町にも小さい町にも花屋さんはありますよね。しかし、花屋さんで頻繁に大量の花を買う人は少ないのではないでしょうか。

では、町の花屋さんはなぜ潰れないのでしょうか? 花屋ビジネスの裏側に迫ってみます。

町の花屋さんの経営事情

花屋とは

花屋さんは、生花を商品とした業種店です。店舗によっては、園芸用品を売っていたり、フラワーアレンジメント教室を開いていたりするところもあります。

業種店とは、取り扱い商品や営業種目によって分類されたお店のことを言います。精肉店や八百屋さん、酒屋なども業種店です。

最近では、移動型の花屋さんや色を限定して売る花屋さんなど、個性的なお店も増えてきています。

なお、現在日本に花屋さんは約26,000軒ほどあります。東京だけでも約3,000軒にも上ります。

参考サイトはこちら

花屋を開業するには

基本的に、花屋さんを開業するのに特別な資格はいりません。店舗を用意し、商品を用意して「花屋さん」を名乗れば、誰でも花屋さんになれます。

ちなみに、開業してからの3年間は仕入れのセリに直接参加することができません。それまでは、仲卸業者から仕入れるしかないのです。

開業してからも、花屋さんの経営はとても大変。毎日の仕入れ、商品を見分ける審美眼の養成、花の知識の習得、店舗や花のディスプレイ、配送業務……等々、さまざまな仕事があります。

小さい女の子が「将来はお花屋さんになる!」と言っているのをよく見ますが、意外に力仕事も多く、女性には大変な仕事もあるのです。

花屋さんはなぜ潰れないの?

理由1:大口の顧客がいる

結婚式やお葬式では、豪華にお花を使う場面が多いですよね。実はそれこそが、花屋さんの経営を支えています。一説によると、日本での花の需要は「7:3」でこうした業務用の顧客が多いそうです。

冠婚葬祭だけでなく、立地条件によってはお祝い事や学校の入学式・卒業式、また水商売のお店にお花を卸すこともあります。生け花教室やホテルと契約して定期的に卸しているお店もあります。

こうした大口の顧客が、花屋さんの経営を支えているのですね。

理由2:母の日需要

母の日にはカーネーション、というのは一般的な認識ですよね。実際、著者も毎年カーネーションを買っています。

母の日直前になると花屋さんには絶えず人が訪れ、カーネーションを買っていく姿が見られます。2005年には、母の日の経済効果は2,000億を超えるという調査結果も出ていますので、母の日に花屋さんが大儲けできるのも自明の事実でしょう。

理由3:利益率が高い

花屋さんの多くは、仕入れ値よりかなり高い額で花を販売しています。

それは、花屋さんは店頭にお花がいっぱい並んでいないと客が集まらないのに全てが売れるわけではないため、廃棄を見込んで仕入れているためです。また、毎日の手入れが大変なので維持費もかかります。

生花なので、販売できる期間も短いのです。

そのため完売すれば利益率が50%になるぐらいの値段をつけているお店が多いのではないでしょうか。

最近ではインターネットを利用して通信販売をする花屋さんもありますし、予約制にして、予め必要な量を把握しておくことで仕入れを減らしたりする花屋さんもあるようですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。一見華やかに見える花屋さんの経営ですが、生花を扱うため大変なことも多そうですね。

(image by amanaimages

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