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    どうやって儲けているの? 町の小さな古本屋が潰れないしくみ

    大型チェーンの古本屋が目立つ今、個人商店の古本屋はなかなか入る機会のない方も多いのではないでしょうか?

    そんな「町の古本屋さん」、どうやって経営しているのか不思議ですよね。ここでは、そのカラクリをご紹介します。

    町の古本屋さんの経営事情

    古本屋とは

    古本、つまり、一度他人の手に渡った新品ではない本を買い取り、また別の消費者に売る小売店です。ちなみに、もう絶版になっていて新品では手に入れられない本は「古本」の中でも「古書」と呼ばれます。

    上述の通り、最近は大型のチェーン古本屋が目立ちますね。100円から本を買うことができて、大変便利です。一方で町の古本屋さんは、こじんまりと経営されている店舗が多いようです。

    また、インターネットでも古本を扱うことが増えてきました。あのショッピングサイトAmazonでも、古本を販売しています。

    古本屋を開業するには

    古本屋の開業にあたっては、特に資格などは必要ありませんが、古物商の許可が必要です。

    まず、店舗を構える住所を管轄する警察署に申請し、許可を得ます。許可が出たら営業所に実施検査が入ります。そこもクリアしたら標識と古物台帳を購入して警察に提出し、そしてやっと許可証が交付されます。

    申請にあたっては、申請書の他に経歴書や誓約書、住民票の写し、身分証明書、登記事項証明書などが必要になります。

    【古本屋開業の流れ】

    • STEP1:管轄の警察署に申請・許可
    • STEP2:許可後、実施検査
    • STEP3:標識・古物台帳を購入・提出
    • STEP4:許可証が交付

    古物を扱うことになりますので、開業後は仕入れにあたっての知識や経験が必要になります。また、古本屋という性質上、盗品が売りに出されることもあるため注意が必要なようです。

    また、店舗での売買以外にもインターネット通販などの業務を行う場合、出品や発送などの事務的な仕事が増えます。

    古本屋開業については、こちらのページも参考になります。
    業種別開業ガイド 古本屋/J-Net21

    古本屋さんはなぜ潰れないの?

    理由1:単価が高い

    古本の中には、とても貴重なものがあります。特に古書は貴重で、専門書などになると数万円になるものもあります。

    古本屋さんの中には、その店ならではのテーマ(専門)があるお店が多いです。ですので、「この店でなければ買えない」といった古本が高く売れることも多いのです。

    また本は腐らないので、一度仕入れておけば長期間に亘って売りに出すことが可能です。維持費もそこまでかからないので、大量に在庫を持つことも可能なのです。

    もちろん別途倉庫等を借りると費用がかかってしまうので、店舗内に入る程度の在庫になりますが。

    理由2:立地条件

    古本を売りに来る人は、住宅街から重い本を運ぶことになりますよね。そうすると、古本屋は繁華街のど真ん中にあるよりも、住宅街の真ん中にある方が便利なことも多いのです。

    繁華街よりも住宅地の方が店舗の物件にかかる費用は抑えることができますよね。

    また、店主の自宅から近い場所に店舗を構える(もしくは自宅兼店舗)ということも可能なので、通勤にかかる費用や従業員を雇う費用を抑えられるのです。

    理由3:販売経路が多様

    実は、古本を売るには店舗やインターネット以外の方法がたくさんあります。

    まず、目録による通信販売です。各店舗が、常連客に在庫の目録を年に何度か送付し、常連客はその中から欲しいものを注文することができるのです。専門性のある古本屋さんなら、よりこの目録による通販の売上は向上します。

    また、古本市というものがあります。これはイベントやデパートで開かれることが多いです。何軒かの古本屋さんが集まって即売会を行うのです。本好きの人が集まるので、ここでの売上も大きいものになります。

    有名な古本市をいくつかご紹介します。

    おわりに

    特に学生さんは古本屋さんに助けられることも多いのではないでしょうか。

    実はそのビジネスのしくみはこのようになっていたのですね。裏側を知るとその業種への興味が湧いてきますよね。

    (image by amanaimages)

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