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    バランスよく食べさせる!リクガメのエサの与え方

    我が家では、ロシアリクガメを育てています。地中海に住むリクガメは、完全草食性のリクガメですので、エサのメインは野菜や野草になります。

    上の写真のエサはタンポポ、ノギク、オオバコなど様々な野草を組み合わせたメニューです。リクガメは他のペットと違ってエサのバリエーションがとても多いのが特徴です。

    草食性のリクガメに最適な野菜・野草と、その与え方をご紹介したいと思います。

    一度にエサを与える量

    基本的に、リクガメが食べるだけ与えて問題ありません。

    水棲カメの場合はエサを食べ過ぎて肥満になることがありますが、リクガメのエサは野草がメインですので自分で量を調節することができます。

    子ガメであればチンゲンサイの葉一枚くらいのボリュームが目安です。

    エサを与えるタイミング

    エサは、午前中に一回与えれば大丈夫です。

    日中にリクガメは日光浴をして代謝を高めます。食欲も体温が上がることで高まりますので、朝から昼にかけて与えるのがベストでしょう。

    エサの量が足りないときは、リクガメが壁を引っ掻いたりなどしてアピールしますので、状況を見てエサを追加しましょう。

    リクガメに食欲がなく何日もエサを食べない場合、原因の多くは温度管理の失敗にあります。秋から冬にかけてはケージの保温をきちんとし、ケージ内の温度が18度を下回らないようにしましょう。

    おすすめなリクガメのエサ

    1:タンポポ

    リクガメの優良なエサとなる野草でまず筆頭に上がるのがタンポポです。公園や川沿いの道に、大量にタンポポが自生していたら採集してリクガメに食べさせてみましょう。

    エサのメインとなるのはタンポポの葉の部分ですが、花も大好物です。庭でリクガメを飼っていらっしゃる方は、タンポポの種を蒔いてみるのもオススメです。

    2:チンゲンサイ

    市販野菜で入手しやすく、栄養バランスも良いのがチンゲンサイです。葉だけでなく白い茎の部分もリクガメの好物です。

    自然下のリクガメは、サボテンなどを食べて水分摂取を行いますが、チンゲンサイの茎にも水分が多く含まれているので水分補給にも役立ちます。

    3:クズ

    クズは年中自生する蔓植物で、繁殖力が強く駆除の大変な雑草として知られています。しかし、食物繊維が豊富でリクガメのエサとしては理想的な野草です。

    うちのリクガメは食欲旺盛ですが、クズは大量に採取できるため重宝します。

    写真に写っているピンク色の花はアカツメクサです。これもリクガメのエサとなる貴重な野草です。

    リクガメのエサ選びに重要なこと

    いろんな種類の野菜・野草をエサのバリエーションに入れる

    自然下のリクガメは、数百種類の野草を食べて生活しています。栄養バランスを偏らせないためには、飼育下でも様々なエサを与えることが大切です。

    リクガメのエサに適した市販野菜には、チンゲンサイ、コマツナ、カブの葉、ダイコンの葉、ミズナ、シロナ、ニンジンなどがあります。

    リクガメのエサに適した野草には、タンポポ、クズ、シロツメクサ、アカツメクサ、オオバコ、ノギク、カラスノエンドウ、スズメノカタビラなどがあります。

    これらの野菜や野草を組み合わせて、バランスの良い給餌メニューを目指しましょう。

    高栄養価のエサを与えすぎない

    イチゴやバナナなどの果物、リクガメフードはリクガメが喜んで食べるエサです。しかし、これらの高栄養価のエサを与えすぎると肥満や内臓疾患の原因となるので注意しましょう。

    週に一回、少量与えるくらいなら問題ありませんが、草食性リクガメのエサのメインには適しません。

    バランスの良い給餌メニューとは

    野草と市販の野菜を組み合わせる

    まず、野草に関しては、それにどのような栄養成分が含まれているかは明らかになっていません。栄養学は、人間の食べる市販野菜に重点を置いて研究されてきたからです。

    しかし一般に、野草は低タンパク食物繊維が多いことが知られています。これに対して市販野菜はリクガメにとっては高タンパク高カロリーです。

    したがって、市販野菜と野草を組み合わせることで、リクガメにとってはちょうどよい中庸の栄養バランスを摂ることができます。

    カルシウムとリンに注目する

    またリクガメのエサの指標としてよく知られているのがカルシウムとリンの比率です。

    草食性リクガメにとって理想的なカルシウムとリンの比率はおよそ5:1です。これはリンにカルシウムを阻害する働きがあるためです。

    例えば、チンゲンサイのカルシウムとリンの比率は3.7:1です。5:1には満たないのですが、市販野菜でチンゲンサイを上回るバランスを持つ野菜といえばダイコンの葉(5:1)くらいです。残念ながら、ダイコンは葉がカットされているものが多く、スーパーで簡単に入手することはできません。

    また、リクガメは眼の病気が多く、これはビタミンA欠乏により生じますので、ビタミンAを多く含む野菜(コマツナなど)が理想です。

    しかし、上記に挙げたカルシウムとリンの比率やビタミンAの保有量などは、食品成分表を参照しなければ調べることができず、市販野菜のみで完全にバランスの取れた給餌メニューを組み立てることは不可能です。

    栄養成分に対して過度に神経質にならなくても大丈夫です!

    様々な野菜・野草をバリエーションに加える

    ですが、ご安心ください。大切なのは、「マンネリにならないように様々な野菜・野草をエサのバリエーションに加える」ということです。

    そして、具体的にどのような野菜と野草を組み合わせるかは、適当でOKです。リクガメはエサの嗜好に個体差が大きく、好きな野菜はカメそれぞれです。

    人間の普段食べる食事でさえ、どの栄養素が身体にどのような作用を及ぼすかなど、じつは分からないことの方が圧倒的に多いのです。

    ですが、「毎日ハンバーガーを食べたら体に悪い」ということは間違いのないことで、リクガメに当てはめても同じことがいえます。冬場などは野草が少ないので市販野菜中心のメニュー、春はよりどりみどりの野草メニュー、といった風に季節に合わせて楽しみながらエサ探しをしてみましょう。

    我が家では、夏は水分補給のためにキュウリを与え、冬には旬野菜であるハクサイを与えたりしています。キュウリもハクサイもそれ単体ではリクガメにとって適した栄養バランスの野菜とはいえません。

    しかし、普段から様々な野菜を食べさせてみることが一番大切なことなので、あまり神経質にならずアバウトでも大丈夫なのです。

    あなたオリジナルの給餌メニューをぜひ見つけてみてください。

    おわりに

    リクガメは、犬のように鳴いたり吠えたりして感情を伝えることができません。そのため、エサをちゃんと食べているかどうかがリクガメの健康状態を知る重要なパラメーターとなります。

    もしもリクガメが何日もエサと食べずに元気がないときは、ペットショップの人に相談するか、動物病院の獣医さんに診てもらいましょう。

    (image by 著者)

    このライフレシピを書いた人