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    お団子・大福・おまんじゅう!和菓子の由来まとめ[生菓子編]

    せんべいや大福など普段から食べる機会のあるものから、ひなあられやおはぎなど特別な時に食べるものまで、種類の豊富さはもちろん名前も特徴的なものが数多くある和菓子。

    この和菓子たちはどこでどのように生まれ、なぜこのような名前になったのか疑問に思ったことはありませんか。

    今回は和菓子の中でも生菓子の由来について紹介します。

    一般的に生菓子とは、水分を30%以上含むものを指します。

    もち菓子

    団子(だんご)

    団子の由来にはいくつか説があります。

    • 中国の菓子「団喜」から転じた
    • 中国の「団子(トゥアンズ)」という餡入り団子が起源
    • 丸いことを意味する「団」に「子」を組み合わせた

    団子の原型は、縄文時代から見ることができ、とても歴史の長い菓子であることがわかります。そのため串にさす団子の大きさの違いなど、多くの種類があります。

    大福(だいふく)

    大福は腹持ちが良い菓子であることから「腹太餅(はらぶともち)」と呼ばれていた説もあります。

    これを、江戸時代には「大腹餅」という名前で売られるようになったそうです。のちに「大腹餅」は、縁起のいい「福」という字が使われるようになり、現在に至っています。

    また江戸時代には、固くなった大福を火鉢で焼いて食べる「焼き大福」が人気となったそうです。

    蒸し菓子

    ういろう

    名古屋の名産として有名な「ういろう」ですが、痰切りや口臭消しとして用いられていた薬「外郎薬」が語源となっています。

    中国の薬の調達をする官職「礼部員外郎(れいほうえんういろう)」の陳宗敬が日本に咳や痰に効く薬を伝えました。陳宗敬は自身を「外郎」と称したため、薬も「外郎薬」と呼ばれるようになったそうです。

    この「外郎薬」に色や形がよく似ていたことから、お菓子も「ういろう」と呼ばれるようになったと言われています。

    他にも、外郎薬の口直しに食されたことからそう呼ばれたという説もあります。

    饅頭(まんじゅう)

    饅頭の起源は三国志の時代、有名な諸葛亮孔明にあるとされています。ある時、孔明の軍が人身供養として饅頭を投げ入れて川の氾濫を抑えたと言われています。

    その土地の言い伝えでは、「蛮人49人の首を切って、川の神に供えれば氾濫が抑えられる」と言われていました。そのため蛮人の頭に見立てて小麦粉をこねたものを作り、川に捧げました。そしてこれを「蛮頭」と呼ぶようになったそうです。

    その後、「蛮頭」は「饅頭」に呼び改められ、神に捧げる神聖な食べ物とされてきました。

    焼き菓子

    桜餅(さくらもち)

    桜餅は、名前の通り桜の葉で餅を包んだ和菓子です。この、塩漬けした桜の葉で餅を包むというアイデアは、江戸時代に新六という長明寺の門番が発案したと言われています。

    春になり桜の葉の掃除に苦労していた新六は、たくさんの桜の葉を利用する方法を考え、桜の葉を塩漬けにして餅に巻いて売り出しました。それが評判となって、日本中に広がったそうです。

    関東では小麦粉で生地を作りますが、関西では「道明寺粉」で作るのが一般的になっており、「道明寺」という名で親しまれています。

    どら焼き

    どら焼きの由来はさまざまありますが、どれも打楽器の「銅鑼」が由来になっています。一般的には、どら焼きの形が銅鑼に似ていることから名付けられたとする説が有力です。

    他にも、武蔵坊弁慶が民家で治療を受けたお礼として、生地を銅鑼に引いて焼いたものにあんこを包んで振舞ったことを起源とする説などもあります。

    きんつば

    きんつばといえば、四角く切られたものをイメージします。しかし、もともとは刀のつばのように丸い形をしていたそうです。

    つばとは、刀の柄と刀身の間に挟む金属の武具です。

    きんつばはもともと関西で「銀つば」の名で売られていました。

    • 小麦粉をまぶすと、こげ色がつき金色に見える
    • 銀より金のほうが良い

    などの理由から、「金つば」と呼ばれるようになりました。小麦粉でまぶしたものは江戸で作られていましたが、「銀つば」発祥の大阪でも「金つば」のほうが一般的になったようです。

    流し菓子

    羊羹(ようかん)

    羊羹(ようかん)は、中国からお茶とともに伝わった点心「羹(あつもの)」が起源とされています。元々は、羊の肉片が入った汁ものでしたが、当時日本は獣肉食を嫌っていました。そこで、汁の中に羊の肉に似せたものを入れるようになりました。

    昔は蒸し羊羹が食されていましたが、1800年ごろに寒天が発見されたことで煉り羊羹(練り羊羹)が食べられるようになりました。「小倉ようかん」「栗ようかん」などさまざまな羊羹が楽しまれています。

    練りきり

    練りきりは、和菓子の代表的なお菓子で、餡を作る時によく練ることからこの名前がつけられました。

    練り切り餡を木型に押し付けたり、細工をして造形的な美しさを出す和菓子です。そのため、味覚だけでなく視覚でも楽しむことができ、色彩や四季を感じて楽しまれています。

    「練る」という字は「煉る」も使われるので、「煉りきり」とも表記されます。

    おわりに

    生菓子の由来について紹介しました。よく目にするもち菓子などの起源を学ぶことができたのではないでしょうか。

    由来はいくつもあるものの中から筆者が選んだものです。記述されていない説があることもご了承ください。
    生菓子・半生菓子・干菓子の分類は作り方や材料によって変化します。今回は一般的だと思われるような分類を紹介しました。

    (image by amanaimages)

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