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  6. ぼっちの「ザ・インタビューズ」15日目(前編):最終手段
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ぼっちの「ザ・インタビューズ」15日目(前編):最終手段

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これまでのあらすじ
友だちが非常にすくない"ぼっち"の筆者が、なぜか「ザ・インタビューズ」に登録したが、まったくインタビューが来ず、陰鬱な日々を過ごしていた。その後インタビューが届いたものの継続はせず、再度インタビューが来るように悪あがきするが徒労に終わっていた。そして、さらに1週間が過ぎ……ぼっちの「ザ・インタビューズ」8日目はこちら

もう終わりにしよう……

1週間ぶりに「ザ・インタビューズ」のトップページを開いた。さすがに1週間あけば、誰か質問してくれているだろう。たくさんは無理でも、1問ぐらいはもらえるだろう。これまで頑張って、アピールしてきたんだから。

そんな淡い期待は、しかし、裏切られた。質問は1問も、届いていなかった……。

インタビューが届かなければ、何もできることはない。もはや手詰まり。ぼっちがザ・インタビューズを楽しむのは、これが限界なのかもしれない。

もう終わりにしよう。そう心に決め、この数日間を振り返るために書きためておいたメモを読み返した。

すると、初日のメモに書かれていた内容に目をみはった。

自分にインタビューすることはできません

仕方ない、もう一つアカウントを取ろう。別のアドレスであらためてアカウントを取得した。

そう、すっかり忘れていたが、私は当初、誰からもインタビューされないことを予測し、自分にインタビューしようとして別のアカウントを予め取得していたのだ。

これだ。

ついに奥の手――自分へのインタビュー――を使う日が来たのだ。

自分で自分に聞こう!でも、何を?

自分へのインタビュー、それはつまり「自分語り」であり「自問自答」だ。自分にインタビューし、自分で答え、公開する。客観的に見ると切なく、自分から見ると虚しい。でも、もう後には退けない。

もう一つのアカウントからログインしなおし、主アカウントの名前をメンバー検索する。ユーザー名の右にある「インタビューする」を押すと、インタビュー投稿の画面が出てきた。

質問はどうしよう。答えるのは自分なのだから、答えやすいものにしたい。しかし、自分に対して聞きたいことなどないのだ。

もしかして、他人にインタビューする方が数段ラクなんじゃないのか?

そんな冴えた疑問が一瞬脳裏をよぎったが、虚しさに包まれていた筆者は、そのことをすぐに忘れてしまった。

そして質問した。

あなたはインターネットで何をしていますか。

当たり障りのないインタビューしか浮かばなくなった末の決断だった。インターネットのサービスだもん、インターネットに関する質問がベストだよね……!

そして偽装に手を染める

いそいそと本アカウント戻ると、インタビューが届いていた。ちっとも嬉しくなかった

いざインタビューに答えようとすると、質問が漠然としていて答えにくい。もっと気の利いた質問をして欲しかった。自分のインタビューの才能のなさにげんなりする。

とはいえ、落ち込んでいるヒマはなかった。さくっとインタビューに答える。画像も付け、回答を投稿する。

よし、Facebookに回答へのリンクを貼って、みんなにアピールしよう。しかし、自分で自分に質問したと悟られてはならない。

コメントにはこう書くことにした。

答えました!意外と考えこんでしまった……

まるで誰かに聞かれたかのようなコメントだ!完璧だ!

筆者は自身の偽装技術を自画自賛しつつ、少し時間を置いて反応を待つことにした――。

(後編へ続く)

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