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「世界をもっとかわいく」――“デコる”カメラアプリ「DECOPIC」300万突破、8割が海外から

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DECOPIC、300万ユーザー

「DECOPICで、世界の女の子のかわいいレベルを上げたい」

スマートフォンで撮った写真を“デコ”るアプリ「DECOPIC」(デコピック、無料)を開発したベンチャー企業・コミュニティファクトリーの松本龍祐社長(30)は言う。

DECOPICは、iPhone/Androidで使えるカメラアプリ。300種類以上のスタンプやフレーム、ペンを使い、写真を、プリクラのようにかわいくデコレーションできる。

リリースから約4カ月で300万ダウンロードを突破。1日当たり約3万のペースでダウンロードされており、利用者の8割近くが海外からだ。

「女性目線で本当にかわいい」ことが、数あるデコ系アプリの中から頭1つ飛びぬけた理由だ。

普通に撮った写真が「盛れる」

「DECOPICの素材は、かわいいんですよ。DECOPICでデコると、『Sweet』(女性ファッション雑誌)に載りそうな写真ができる。使いやすいし」

あるDECOPICユーザー(20代女性)はこう絶賛する。撮った写真をDECOPICでデコり、「LINE」で友達に送っているという彼女。人気ファッションブロガーのようなおしゃれな雰囲気の写真にできる、「ブロガー」というフレーム素材が特に「刺さった」という。

「普通に撮った写真だとあんまりかわいくないから、デコってからFacebookやTwitterにアップしてます。デコは自己満(足)。デコると、『自分、盛れたわ』って思いますね」。もう1人のユーザー(20代女性)は言う。

女性誌やプリクラ分析、「一番かわいい」にこだわる

写真をデコれるスマホアプリは、DECOPIC以前にも「100ぐらいはあったのでは」と松本社長は言う。

DECOPICは、「女性目線で本当にかわいい」を追及したこと、機能をシンプルにし、使いやすさにこだわったことが、後発ながらヒットした要因だ。

開発にあたり松本社長は、「女性誌を読みまくり、プリクラを撮りまくって」、女性に人気の素材や、女性にとっての「かわいい」を研究したという。

「女性向けアプリは、『ピンクだったらいいだろう』とか、安易に作られているものも多いですが、女性誌のロゴのピンク色も、雑誌によって違うんです。例えばCanCamとRayのピンクは違います」

「スイーツ系デコが流行ってるけど、ただマカロンの素材を提供すればいいのではない。写真の上に置きたくなるようなマカロンじゃないとダメなんです」

確かにDECOPICの素材は、他のデコアプリと一線を画している。同じハート型でも、色みや形が今っぽかったり、写真の上に置くとなじみがよかったり。ハズレのない素材ばかりだ。

SNS機能なし、シンプル・簡単に

DECOPICに先行して人気の写真加工・共有アプリには、「Instagram」や「Snapeee」などがあるが、それぞれアプリ内に写真共有・交流機能があり、ユーザー同士で写真を見せ合ってコメントを付けあえる。

一方DECOPICは、アプリ内に写真共有や交流機能はなく、写真の加工だけに特化。代わりに、TwitterやFacebook、mixiなど、外部のSNSに投稿しやすくなっている。

デコは、写真を盛って“自己満”したり、友達同士で共有して楽しむもの。「Instagramのようにおしゃれな写真なら、他人の写真でも見たいと思うんですが、デコはもっと主観的。オープンコミュニティには向いていないと思いました」

交流機能を削ぎ落し、写真をかわいくデコることだけに特化したシンプルさが、「他のアプリと違って使いやすい」という評価につながっている。

日本の「かわいい」を世界に

松本社長はリリース前から、「DECOPICはアジアで当たる」と期待していた。中国でビジネスの経験があり、日本のファッション誌や「かわいい」文化の人気を肌で感じていたのだ。

ヒットを確信した決定打は、先行して出した、mixi専用DECOPICアプリ「プリ系カメラDECOPIC for mixi」だ。mixiを利用している日本人用アプリだったにもかかわらず、8割が海外からのダウンロードだったのだ。

「レビューには英語や中国語で『使えない!』というコメントが相次ぎ、あわてて日本のみのダウンロードにに変更しました」

1カ月後、DECOPIC正式版リリース時は、英語、日本語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)版を用意。画像はmixi、Twitter、Facebook、中国のSNS「新浪微博」(Sina weibo)、「人人網」(Renren)に投稿できるようにした。

英語・中国語の字幕を付けたサービス紹介動画を、中国の動画共有サイト「Youku」に投稿したり、「新浪微博」にDECOPICでデコった写真がアップロードされているのをみつけるたび、「超可愛」と片っ端からコメントしたり、日本のテレビで紹介されていた、シンガポールの“ブログの女王”やマレーシアの“つけまの女王”にメールしたり……地道にプロモーションしていったという。

そのかいあってかDECOPICは、台湾、香港、マカオでヒットし、中国大陸、シンガポール、東南アジアに人気が広がっていった。

現在はフランス語、マレーシア語にも対応。今後はアジアだけでなくヨーロッパ圏も攻略し、早期に1000万ダウンロードを達成したいという。今後は有料素材を販売するなど、収益化も目指していく。

「日本の女の子のファッションとかメイクは、かわいいと思う」――松本社長は言う。

「DECOPICの人気が広がり、日本の『こういう撮り方がかわいい』『こういうファッションかわいい』が世界に共有されると、ユーザーのかわいいレベルが上がると思う」

「このアプリを使っている女の子が、かわいくなることが目標です」

(岡田有花)

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