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「幹事の悩みを解消したい」――イベントを管理・決済できる「eventATND」

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イベント幹事の悩みを解消したい

同窓会や誕生日会、ビジネスセミナー、クラブイベント……さまざまなイベントが日々、全国各地で開かれている。

「イベントを開くと、幹事は当日まで怖いんです。みんな、本当に来てくれるかな、とか、参加費取りっぱぐれないかな、とか……」。リクルート イベントアテンドチームの奥田篤さんはこう話す。

同社が2011年12月にオープンした「eventATND」(イベントアテンド)は、イベント幹事のそんな悩みを解消しようと作られた無料サービスだ。

eventATNDを使えば、イベントの案内ページを手軽に作ったり、イベントに参加表明したり、参加者を一覧表で管理したり、参加費を決済したり、来場者を管理したりできる。ほとんどの機能を無料で使えるが、有料チケット売り上げの8%を手数料として同社に支払う仕組みだ。

ソーシャルメディアの普及で、“個人イベント”が増えてきた

「ソーシャルメディアが普及するなかで、個人がイベントを主催する文化が浸透してきました」――奥田さんは、eventATND開発の背景をこう説明する。

ハローウィンやクリスマス、節分などの行事に、仲間とイベントを開き、FacebookやTwitterでその様子や写真を共有する人が増えている。結婚式2次会の出欠登録をGoogleスプレッドシートで行ったり、Facebookのイベント機能を使い、飲み会や同窓会を開く人も多い。

Webを使ってイベントの告知や集客をしているこういった人たちにeventATNDを利用してもらうことで、イベントの告知・集客・参加者管理・決済を簡単にしてもらう狙い。オープンから約3カ月。すでに、ビジネスセミナーや交流会などさまざまなイベントの集客や決済に使われている。

「ATND」のノウハウを

同社がイベント管理サービスを手がけるのは、eventATNDが初めてではない。2008年9月、「ATND」(アテンド)という無料のイベント管理サービスをリリース。ATNDでは、累計1万以上のイベントが作られた。

ATNDもeventATND同様、イベントページ作ったり、イベントへの参加表明ができる。入力項目は必要最低限に絞っており、機能は極めてシンプル。ログインはTwitterやFacebook、mixiなどの外部IDのみで行い、独自IDの登録も不要。eventATNDと違って決済機能はない。

「08年当時は、イベントを簡単に管理できるサービスがなかったんです」。ATNDを開発したリクルート メディアテクノロジーラボ(MTL)の小林賢司さんは振り返る。

1つのIDでさまざまなサイトにログインできる「OpenID」が出始めたころ。Open IDでログインでき、実名登録も不要で、シンプルなイベント管理ツールとしてATNDを開発した。

ATNDは、Webエンジニアを中心に口コミで利用が拡大。100人規模の大きな勉強会から、数十人規模のビジネスセミナー、数人規模の読書会、個人的な会合などでも使われ始め、ユーザーは「指数関数的に増えていきました」(小林さん)。

Twitterの流行とも重なり、ATNDで作ったイベントページをTwitterで告知・集客する人も増えた。検索や出欠確認など各機能のAPIも公開。「APIの利用率はリクルートいち高い」(小林さん)といい、Webエンジニアを中心に愛され続けている。

「ユーザーさんに助けられている」と小林さんは実感している。「ATNDは機能を最低限に削っており、イベント検索もできないサービスですが、それを補完するように、外部のエンジニアの方が、APIを使ってアプリケーションなどを作ってくれました。そういう方々に支えられているという実感があります」(小林さん)

eventATNDは、ATNDより幅広いユーザー層に向けて企画。ATNDで培ってきたノウハウも取り入れ、より使いやすいサービスにしていく計画だ。2月27日には、FacebookやTwitter、GoogleのIDでログインできる機能をeventATND実装するなど、気軽に使えるよう進化させている。

イベントの“ゆりかごから墓場まで”

「イベントには、場所を決める、告知する、開催する、終わった後にリポートや写真を共有する――といった段階があります」と奥田さんは言う。

いまのeventATNDがカバーできているのは、「そのうちごく一部」で、「まだまだ一人前のサービスではない」(奥田さん)。今後は、イベントを開く場所を探したり、日程の調整をしたり、当日の様子を見たりなど、イベント開催前からアフターサービスまでカバーしていきたいという。

「イベント主催者が面倒に思うこと減らし、いかに楽しくイベントを作れるかを追求しつつ、マネタイズと両輪で回していきたい」と奥田さんは意気込んでいる。

(岡田有花)

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