生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5.  
  6. 「『たまひよ』より使える」――2ちゃんねる「育児板」の歩き方、新米ママに聞く
パソコン・ソフトウェアのハウツー

「『たまひよ』より使える」――2ちゃんねる「育児板」の歩き方、新米ママに聞く

nanapiトピックス

「たまひよ」より使える「育児板」

「2ちゃんねるの『育児板』は、『たまひよ』より全然、役に立ちますよ」――神奈川県で1才の男児を育てる兼業主婦・吉永ゆり子さん(仮名、30代)は言い切る。

2ちゃんねるの育児板とは、「育児@2ch掲示板」のこと。現役ママ・パパがたくさん集まり、それぞれが悩みを告白し、誰かが悩みに回答する。愚痴を言い合ったり、時には子どものかわいさを語りあったり。育児誌からは見えない、“生の育児”がそこにある。

(画像:吉永さんのスマートフォンで育児板を表示したところ)

妊娠前~高校生まで 700のスレッドが悩みに対応

吉永さんが育児板を見始めたのは妊娠がわかったころ。自然分娩か無痛分娩か、つわりの対処法は、子どものおもちゃはどれを選べばいいか、ベビーカーは何がいいのか、習い事は何をさせれば……。あらゆることを育児板で調べ、学んだという。妊娠していたころはほぼ毎日パソコンで、子供を保育園に預け、働きだしてからは、携帯電話やスマートフォンで空き時間にチェックしている。

育児板には700ものスレッドが乱立。扱う範囲は、不妊の悩みから妊娠、出産、中高生の子育てまで幅広い。吉永さんは、パソコンの2ちゃんねるの専用ブラウザ「JaneStyle」と、iPhoneアプリ「2tch」で、知りたい情報を検索してチェックするという。以下のようなスレッドだ。

  • 妊娠初期:無痛分娩のスレッド
  • 子供の名前を考えていたころ:子どもの名前が「DQNネーム」(※)かどうかをみんなでチェックするスレッド
  • 出産後:「旦那が激務で実義両親も頼れない」スレッド
  • 子供が1歳のころ:ベビーカーの選び方スレッド
  • 子供が保育所に入ったとき:子供を乗せられる自転車の選び方スレッド
  • 暇なとき:息子のかわいさを投稿するスレッド
※DQNネームとは
暴走族のような当て字や漫画・アニメ・ゲームなど架空のキャラクターからとった当て字の名前のように、読みづらい名前や、常識的に考えがたい言葉を(戸籍上の)名前にすること。(Wikipediaより)

(画像:育児板のスレ一覧)

2ちゃんねるといえば、「誹謗中傷がありそう」とか「議論が荒れそう」というイメージもある。だが、育児板は、ニュース系など人気上位の板と比べると荒れにくく、吉永さんは 「育児板の人たちは“スルー力”が高い」と感じている。

育児の「裏」――幸せなだけじゃない、リアルが見える場所

子育てのノウハウを学ぶ手段は一見、2ちゃんねる以外にもたくさんある。親と同居していれば、母親に相談できるし、“ママ友”同士で情報交換できる。「たまごクラブ」「ひよこクラブ」(たまひよ)をはじめとした育児雑誌もあふれている。

だが吉永さんは言う。「母親は子育ての敵」だと。今の子育ては、親の時代と違う。吉永さんの母は専業主婦だったこともあり、子供を保育園に入れることに反対するなど、「親のやり方と違うとその都度怒られた」。以来、母親には相談していない。

仕事をしながら子育てをする吉永さんには近所のママと仲良くなる機会も少なく、職場には、子供を持つ母親はほかにいないためママ友づくりも難しい。「たまひよ」も購読していたが、雑誌からあふれる“ハッピーオーラ”……出産や子育てはハッピーなもの、と押し付けるような価値観がどうしても苦手だ。

「出産には、楽しい部分とつらい部分の裏表がある。確かに『子供は天使』なのだけれど、全部が全部『たまひよ』の世界ではないし、親の時代とも違う。『孤育』なんて言われますが、親は意外と、孤独なんだと思います」

そんな吉永さんにとって、育児板は「同類だらけ」だ。書き込みをしたことはないが、「ママ友と違ってROMれる(読んでいるだけでいい)」というのも気楽。似た価値観のママ・パパの存在にほっとしながら、育児の生きた知恵を得ることができる場なのだ。

(岡田有花)
- 思ったより怖くないよ!「2ちゃんねる」をはじめてみよう
CHECK:「あなたの2ちゃんねるの歩き方」を投稿してください!

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る