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  6. アルファブロガー「けんすう」氏が教える、2000ブクマがつくタイトルをひねり出すためのたった2つの秘訣
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アルファブロガー「けんすう」氏が教える、2000ブクマがつくタイトルをひねり出すためのたった2つの秘訣

nanapiトピックス

2000ブクマ稼ぐ秘訣は……?

このブログ記事は平凡なタイトルに見えるかもしれないが、獲得した「はてなブックマーク」(はてブ)のブックマーク(ブクマ)数は2169。累計2169人からはてブされているのである。

同じような内容のブログ記事でも、ブクマがつかないものも多い。なぜこの記事がそれほどの反響を呼んだのだろうか。

はてなブックマークとは

はてなブックマークとは、はてなのソーシャルブックマークサービスのこと。気になる記事をオンライン上にブックマークし、タグやコメントをつけて保存、共有できる。

(はてなブックマークトップページ)

ブログ記事などがブックマークされることを「はてブがつく」という。はてブが増え、はてなブックマークのトップページ「最近の人気エントリー」に掲載されると、はてブトップの来訪者が記事を読みに来てくれてページビュー(PV)が増えたり、ブックマークによる被リンクが増え、SEO(検索エンジン最適化)効果が出る。

そのため、記事をたくさんの人に読んでほしいブロガーたちは、ブクマ数を伸ばすためにさまざまな工夫を凝らしている。

はてブがつくタイトルの秘訣って?

さて、あらためて冒頭の記事を見てみよう。ブログタイトルに「ロケスタ社長日記」とある通り、nanapiを運営するロケットスタート(ロケスタ)社長の古川健介氏が書いたブログ記事だ。

多い時で数千のブクマを獲得する“アルファブロガー”の彼は、「ブクマの付く記事には法則がある」と豪語。「ブクマの秘訣はそのタイトルにあります」と話し、タイトルを付けるときに意識している2つの秘訣を教えてくれた。

1)「引っ掛かり」をつくる

引っ掛かりといっても、過激なタイトルを付けるといったことではない。タイトルの文言が平易であっても、そこにギャップや違和感を感じさせることが「引っ掛かり」になる。具体的にどういうタイトルなのか、例を挙げてみよう。

  • 人をとても幸せにする97の方法
    「人をとても幸せにする方法」というわりと平凡なテーマにもかかわらず、「97」という数の多さで意外性を感じさせるという手法。

  • 卵かけご飯をちょっとおいしくする究極の方法
    「卵かけご飯をちょっとおいしくする方法」という方法がいろいろありそうなテーマに、「究極の」などの形で限定することで、読者の好奇心をあおる手法。

実例として、過去エントリを見てみよう。
- ベンチャーでもお金をかけたほうがいいサービスやツールまとめ (1107Users)

「ベンチャー=お金がない」という認識があるため、「ベンチャーでもお金をかけたほうがいい」というのが読者の興味をそそる。この記事は現時点で1107ブクマが付いている。

2)想定読者に合わせた名詞を入れる

記事には読者がいる。ネット上では具体的な読者が見えないかもしれないが、誰に向けて書いている記事か特定して書いたほうがより読まれやすいのは確かだ。けんすう氏いわく、「はてブ読者は『20~30歳代でIT系の仕事をしている男性』」とのこと。彼はこの想定読者が興味を持ちそうな名詞をタイトルに入れているという。

例)
- スティーブ・ジョブズに学ぶTシャツのたたみ方
想定読者の目に留まりそうな名詞を入れているが、有名人の名前をただ入れればいいというものではない。前項で説明したように、その名詞とセットになっている行動とに落差があることも大切である。

実例でいうとこういうことである。
- 勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」(1628Users)

ただし、「失敗した!」(けんすう氏)例もある。
- エジソンに学ぶEvernote記憶術(66Users)
これについて、「中身をうまく表現できる、引きのあるタイトルにならなかった」とけんすうさんは話している。「エジソンの知名度が高すぎたのが原因の一つかもしれない」と彼は話すが、たしかにエジソンとEvernoteは結びつきの弱さがある。このバランス感覚も重要のようだ。

人名を使う場合には、
- イメージがいい(ためになることを発言していそう)
- 知っているイメージと違う(意外性)

に注意が必要かもしれない。

2000はてブがついた記事を検証

では、冒頭の記事のタイトルをあらためて見てみよう。

  • 新社会人が仕事を覚えるために、今すぐ読むべき良記事15つ:ロケスタ社長日記

引っ掛かりとしての「今すぐ読むべき」と「良記事15つ」という文言がポイント1に当てはまり、「新社会人」というように読者の明確ぶりがポイント2に当てはまるといえる。

(はてブについて熱く語るけんすう氏)

「匿名でも効果は同じ」

けんすう氏はこの「はてブタイトルの法則」を検証するために、匿名で投稿できる「はてな匿名ダイアリー」で記事を書いたこともある。その記事も上記2つのポイントが守られていた。

法則を守って投稿した記事は、最大で3000以上のブックマークを獲得。他にも複数の投稿をしたが、500や1000を超えることはざら。けんすう氏は「結局、誰の書いた記事かは見てないようだ」という結論に落ち着いた。

もちろん最初のフックとして「誰が書いたか」は見てはいるようだが、人気エントリーのトップに入るような記事になればなるほど、誰が書いたかを意識しないで読めるものが多くなる傾向にあるようだ。逆に、面白いタイトルを思いついたら、そこから記事を書くこともアリだという。

ちなみに、nanapi内の記事でもっともはてブがついているのはこの記事だった。

よく見ると、「ファッションの参考になる」「20個」という点がポイント1、「男性向け」がポイント2に当てはまっている。この記事のはてブ数は2973。はてブからだけで、1万以上のPVを稼ぎ出した。はてブで人気エントリーになったのをきっかけに個人ニュースサイトなどにもリンクされ、掲載から長く参照される記事になっている。

参考書は「2ちゃんねる」

引きのあるタイトルの付け方についてけんすう氏が参考にしているのは「2ちゃんねる(2ch)のスレタイや2chまとめブログのタイトル」とのこと。「ほら、このスレタイがですね、ぐふふ」ーーけんすう氏は2chを眺めてほくそ笑み、新たなブクマ狩りに出た。

(相馬留美)

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